カタクリは種子から花を咲かせるまでに7~8年の歳月を必要としますが、年々カタクリが花を咲かせる自生地は減少しています。これは、土地開発や盗掘、踏み付けなどが原因として挙げられ、それだけにカタクリの自生地は大切といえるでしょう。

 

埼玉県入間市牛沢には、このカタクリの自生地があります。約2,700平方メートルにわたり自生する牛沢のカタクリの自生地は、「埼玉の自然100選」に選定されおり、更に「入間市景観50選」のひとつです。

入間 牛沢 カタクリ

【観音堂とあわせて楽しむ入間牛沢のカタクリ自生地】

入間市牛久のカタクリ自生地は、3月下旬に開花しはじめ4月上旬から開花のピークを迎えます。

牛久のカタクリ自生地は、東京,埼玉,長野,山梨,群馬に広がる秩父山地の加治丘陵の東端、約6,600平方メートルの雑木林のなかにあります。

 

雑木林の西側約2,700平方メートルカタクリは自生。斜面一面に約1万株のカタクリが咲いた景観は見事なものです。毎年おおくの方が入間のカタクリ自生地を訪れ観賞しつつカメラを向けています。

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入間市牛久カタクリ自生地へのアクセスは、西武池袋線仏子駅北口を下車、徒歩30分ほどです。カタクリ自生地には駐車場がないため、車の利用は控えるべきでしょう。また、仏子駅から最寄りの森坂下バス停まで循環バスが利用でき、森坂下バス停からカタクリ自生地までは、徒歩で約5分です。

 

カタクリ自生地を鑑賞した後は、武蔵野台地が一望できる絶景スポットの高倉寺(こうそうじ)がおすすめ。明治天皇を由来とする明治天皇御野立所からの眺望は壮観そのものです。高倉寺本堂前には、室町時代初期の建立と推定される国の重要文化財・観音堂があり、禅宗様式の代表的な建造物のひとつとして知られています。

【まとめ】

ここまで、埼玉県入間市牛久のカタクリと絶景スポットについて紹介しました。カタクリ自生地の見頃は3月下旬から4月上旬にかけての時期です。アクセスポイントとなる西武池袋線仏子駅北口や最寄りのバス停・森坂下バス停からの徒歩ルートは案内看板があるため、分かりやすくシンプルなルートです。

 

駐車場がないことに不便を感じる方もいるかもしれませんが、ここでご紹介した絶景スポットの高倉寺と合わせたハイキングを楽しんでみてはいかかでしょうか。