メリクロンという言葉をきいたことがあるでしょうか。メリクロンとは簡単にいってしまうと、植物のクローン(同じ遺伝子をもつ別の個体)のことです。繁殖が難しい植物、特にランなどに用いられている技術です。

他の植物でも同様な技術はあるのですが、メリクロンという名前はラン科の植物に限って使われているようです。

今回はカトレアのメリクロンの苗から育てる方法や手入れ方法について紹介します。

カトレアのメリクロン苗の育て方は?実生苗(みしょうなえ)との違いはあるのか。

メリクロン 苗 カトレア

カトレアはかつて、本当に高嶺の花で、流通している苗の種類なども少なかった時代がありました。それを解決したのが、メリクロン技術です。

メリクロン苗のよいところは価格が安価であること、どのような花が咲くかあらかじめわかっていること、ウィルスがないこと(基本的に)です。

対して実生苗は咲く花がわからないので、逆に楽しみといういいところがあります。

メリクロン苗と実生苗の育て方について、大きな違いはありません。メリクロン苗はクローンにつきものの突然変異が起きることがまれにありますが、ほとんどの場合は問題なく栽培をすすめられます。

カトレアを育てるときに重要なのは、温度の管理です。カトレアは南米原産なので、温度が高いことに強いと思われがちですが、ほとんどが高地原産なので、日本の猛暑には耐えることはできません。

もちろん、メリクロン苗でも同じです。また、低温にも弱いので晩秋から冬にかけては、室内に入れる必要があります。

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カトレアは春、夏、秋、冬と咲く時期が色々とあり、それぞれに合わせた管理が必要です。入手した苗が、いつ咲く品種のものなのか、確認して栽培しましょう。

どの季節に咲く品種でも共通なのは、

  • 梅雨時の雨にあてない
  • 日光に当てるのは大事ですが、夏場は遮光する。
  • 肥料は新芽がでてから
  • 株の中では風通しが良いことが必要です。

逆に水やりや、植え替え、支柱たてについては、いつ咲くかによって時期を変える必要があります。

まとめ

バイオ技術の発達により植物の世界ではクローンの実用化が進んでいます。私達は、メリクロン苗の出現によりカトレアを身近に感じることができるようになりました。

すべてがメリクロンになってしまうのは、なんだか気持ちが悪いですがこうして多くの花を見られるようになったのはありがたいことと感じています。