カトレア・マキシマ・セルレアは最初にカトレア・マキシマが発見されてから100年以上たってから、発見された希少なカトレア属の原種です。発見された場所は、エクアドルの農園で、偶然発見されたそうです。
カトレア・マキシマのセルレアは、その珍しさから、発見当初はかなりの高価格で取引をされたという噂もあるほどです。
今回は、そんなカトレア・マキシマ・セルレアについて紹介します。
カトレア・マキシマ・セルレアは何色の花を咲かす?特徴は?
セルレアとは青空色の、という意味ですが、実際に、花に色がつく時には、どちらかというと、青紫に近いイメージがあります。
他のカトレアにもセルレアはありますが、カトレアの種類によって得意・不得意があるようで、カトレア・マキシマはセルレアについては不得意なようです。
カトレア・マキシマ・セルレアは細長いセパル(萼片)に幅広のペタル(花弁)をもち、その両方がともに薄い青紫のような色をしています。
リップ(唇弁)は開いており、カラム(蕊中)から黄色がのび、リップには葉脈のように青紫の網目が目立っています。咲く時期は不定期です。
カトレア・マキシマには「マウンテンタイプ」と「コースタルタイプ」とがあって、マウンテンタイプの方は背丈が低く、花数も少ないのが特徴です。
一方のコースタルタイプは背丈も比較的高くなり、花数も多いのが特徴で、マキシマ・セルレアもこのタイプです。
ですから、カトレア・マキシマ・セルレアは、栽培の仕方によって、多くの花をつけることができます。
最初に発見されたマキシマのセルレアを、世界に広げるのに、多くは株分けを行ったのですが、最近では植物のクローンともいえるメリクロン株の他、元の種を親として交配した、新たなカトレア・マキシマ・セルレアも誕生しています。
まとめ
カトレア・マキシマの中で最も希少といわれている、セルレアですが、少しずつその種類は交配などによって増えているようです。
しかし、それでも、十数種類くらいではないかともいわれています。多くの園芸家が毎日努力を続けています。そう遠くない将来、多くの品種のマキシマ・セルレアがでてくるかもしれませんね。