カトレア・インターメディアはブラジル南西部に自生する、カトレア属のひとつです。カトレアは、土に直接生えているわけではありません。カトレアは、土地の木や、岩に着生という形で生息しています。
カトレアの中でも、多彩なバリエーションをもつカトレア・インターメディアですが今回はその中のセルレアについて紹介します。
カトレア・インターメディア・セルレアは何色の花を咲かす?特徴は?
カトレア・インターメディアには白や紫やピンクなどの花色がありますが、今回はセルレアという色です。
セルレアとは、「青の」という意味で、全体的に青っぽい場合やリップ(唇弁)の一部が青や青紫になっているカトレアに名づけられます。
カトレア・インターメディアは丈が短いので、栽培スペースをあまり必要としません。また、カトレア・インターメディアは、丈夫なことが特徴で、とても育てやすい品種だといわれています。
特に寒さには強く、大体5℃までは耐えられるといわれています。また、うまく栽培すれば、多輪咲きもしますので楽しみが増えます。
ただし、カトレア・インターメディアには香りがないのが少し残念です。
カトレア・インターメディア・セルレアの青や青紫の配色の多くは、はセパル(萼片)とペタル(花弁)が白く、リップの先端に濃い青紫が入っているパターンです。
中には、セパルには青紫がちりばめられ、ペタルの先端にリップと同じように色が入っているものもあります。
しかし、寒さに強い分、暑さには若干弱い部分があります。自生地の夏は30℃を超えることはありません。カトレア・インターメディアの中でも、特にセルレアは暑さに弱い品種といわれています。
30℃を超えると、芽が腐ってくることもあり、さらに湿度が高いと拍車がかかる傾向があります。
まとめ
他のカトレアのセルレアと比べると、カトレア・インターメディアのセルレアは、ペタルにもしっかりと色がつくので、より白と青のくっきりとした花姿が楽しめます。
そしてカトレア・インターメディアの人気が高いのは、育てやすく、丈夫な品種だというのはもちろんですが、セルレアと他の色の交配をするとまた新たな色を楽しめる、そんな品種だからかもしれません。