カトレア・トリアネイは、カトレア原種でありながらとても美しい花を咲かせます。最近は日本でも人気が出てきた品種です。コロンビアの標高1900mの土地で原種が発見されました。
今回はカトレア・トリアネイの育て方・手入れ方法について紹介します。
カトレア・トリアネイの育て方について
カトレア・トリアネイは、南米コロンビアで発見されたカトレア原種の一つで、初めて発見されたのは、フサガスガという町で気温が一年中20℃までは上がらない地域です。
その後、標高の低い地域でも自生しているのが見つかっています。
カトレア・トリアネイは、高所に咲いているものは、花が小さくなっています。世界で初めて発見されたのは高所で咲いていた花です。
対して低所に自生しているものは花が大きくなり、色の変化も多いようです。
一般的にカトレアの栽培で他の植物よりも気を使う必要があるのが、温度の管理です。カトレアは熱帯の植物と考えると高温には強そうですが、暑さが得意なわけではありません。
できれば、最高気温と最低気温が記録できる温度計を用意して、温度を記録しておくといいでしょう。
カトレア・トリアネイは自生している環境からいうと、比較的低温には強く、逆に暑さには弱いようです。
他には、カトレア全体にいえることとして水分や空気の入れ替えを行う細胞が小さいため、風通しのよさも重要になります。
水やりは土が乾いたら充分にあげてください。肥料については、自生している場所が栄養の乏しい地域ですので、少しの栄養を上手に活用することができますから、多くを与える必要はありません。
新芽が出てくる4月頃から、10月頃まで液体肥料を月2~3回程度与えてください。注意点として、暑い夏場は薄めの肥料を与えるようにしないと、根が傷む可能性があります。
カトレア・トリアネイも日あたりの良さは必要です。しかし日本の夏場の日差しは自生地に比べて強いので、遮光の対策は行うようにしてください。
まとめ
発見されたコロンビアの国花にもなっているカトレア・トリアネイは、カトレア原種のなかでも、栽培が比較的優しいといわれている品種です。
冬咲きするカトレアなので、咲く時期は12月~3月位です。咲く時期に、気温が氷点下に下がる北の地方では、室内での栽培が必要となります。