発見の地・コロンビアの国花になっているカトレア・トリアネイはラン仲間であるカトレア属に属しています。トリアネイにはいくつかの色の種類があります。

今回はカトレア・トリアネイの中の色の一つ、セミアルバの花の色と特徴について紹介します。

カトレア・トリアネイ・セミアルバは何色の花を咲かす?特徴は?

カトレア トリアネイ セミアルバ

カトレアの名前の表示方法をカトレア・トリアネイ・セミアルバの場合を例に説明します。一番目のカトレアはカトレア属のこと、次のトリアネイは種名、セミアルバは花の色(変種名)のことです。

カトレアの花色には、いくつか種類があります。カトレアの花色は大きく分けてチポ、アルバ、セルレアがあります。

これらは、原種の場合のみ表示されることが多くなっています。

チポは、いわゆる普通色のことで、表示しないこともあります。アルバはアルビノの事で白色系の花が咲きます。セルレアは青色系のことです。

今回紹介しています、セミアルバとは「セミ」と「アルバ」を合わせて「セミアルバ」ということです。セミは直訳すると少しとか半分とかいった意味です。

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ですから、セミアルバは少し白いとか半分白いという意味になります。カトレアの場合、セミアルバというとペタル(花弁)とセパル(萼片)は白でリップ(唇弁)に赤や赤紫が入っている花のことをいいます。

カトレア・トリアネイ・セミアルバはペタルとセパルが、真っ白で少し開いたリップはカラム(蕊中)から黄色が広がり、その特徴である、小さいリップの先端が鮮やかな赤色になっています。

赤と白のコントラストがとても美しい花です。

カトレア・トリアネイ・セミアルバはとても希少な品種です。カトレア・トリアネイにはセルレア系の色が多く、アルバ系の色を出す種類は圧倒的に少なく、その影響でセミアルバの数量もとても少なくなっています。

まとめ

可憐な花を咲かせることで人気の高いカトレアの中で、トリアネイは、特に人気の高い品種です。純白の個体はないのでは、といわれているトリアネイですが、同様に希少色であるセミアルバはさらに貴重品になっています。

カトレアの花色は、多彩ですが、種類によって得意・不得意があるようです。自然の色の配合は、どのようになっているのかとても不思議な感じがします。