カトレアの植え替え時に、バークにするか水苔にするか悩む事も多いと思います。バークや水苔はカトレアや胡蝶蘭などラン科を栽培する際に一般的に用いられる事が多い植え込み材の事です。最も使われている植え込み材は水苔になります。

そこで、カトレアの植え替えの際、最適な水苔はどういったものかをご紹介しますね。

カトレアの植え込み材 水苔とバークについて

カトレア 水苔 バーク

水苔には種類があり最高級はニュージーランド産の水苔だそうです。国産の水苔もありますが、カトレアの場合は中国産でも問題ないとの事。カトレアに最適な水苔のランクはAA~AAAが良いです。

ランクの書いていないものや、見た感じゴミがたくさん入っているような水苔はあまりおすすめしません。ゴミなどが多いとカトレアが病気になる可能性があるからです。

水苔がおすすめされている理由は、保水性に優れていて花の持ちが良いからです。ただ、保水力が高いので水のやりすぎなどで、根の部分の湿度が高くなり腐りやすいといった欠点もあります。

そのため、鉢は通気性のあるラン専用の素焼きを使うのが一般的です。

一方、バークとは松やモミなどの樹木の皮で出来ている植え込み材の事です。通気性があり水はけが良いため、乾燥に注意する必要があります。鉢は通気性のないプラスチック製品が一般的です。

カトレアの植え替え バーク植えから水苔にする場合

バーク植えをしていたカトレアを水苔に植え替える場合の方法や注意する事をご紹介します。

<バーク植えから水苔への植え替え方法>

使用していたバークはきれいに取り除いてください。バークと水苔が混ざると、保水性や通気性に影響し育てるのが難しくなります。

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➀腐った根や鉢からはみ出している根は切ってください。(残っていると、病気が広まる可能性があるため)

➁素焼きの鉢底に水で濡らして軽く絞った水苔を押し込みます。

➂株の根元を持って、根の底に少しずつ水苔を詰めながら根の周りの水苔を固めていきます。※固めすぎると水はけが悪くなるので強く詰めすぎないようにしましょう。

➃株を鉢に戻し隙間があれば濡らして絞った水苔を詰めていきます。

<注意する事>

株や根を傷つけないように作業しましょう。また、植え替え後の水やりは1から2週間は控え、乾燥対策として葉水を与えてください。

保水性に優れているので水をやりすぎると根腐れをおこしてしまうので気をつけましょう。

まとめ

水苔は植え替え時に取り除く作業に時間がかかり大変ですが、カトレアなどのラン科の植物には保水性があり花の持ちが良いとされる水苔がおすすめされています。

時間がたつと鉢にコケが生えてきたり水苔も古くなってカビ臭くなるといった事があるので、見た目が気になる方やカビ臭いのは嫌だと言う人はバーク植えの方が良さそうです。