カトレアはラン科の植物で、植え替えを行う際にはタイミングやコツがあります。植え替え時期の目安になるものには、いくつかありますが、新芽も目安の一つです。

新芽が出ていない株や花が咲いている株は、一般的に植え替えをしません。バルブの基部(バルブの根元部分)から新芽が出て1cm程度成長した頃が植え替えのタイミングですので、カトレアのバルブの様子をよく観察しておきましょう。

カトレアの植え替え方法とは?新芽と新根を大切に扱う事がコツ!

カトレア 植え替え 新芽

カトレアは新芽が成長してバルブという茎になり花芽を持ち開花します。また、同時に新しい根も伸びてきます。バルブは茎としては珍しくぷっくり膨れています。

ここに、水や栄養分をたっぷりと蓄え成長し開花の準備をするんですね。ですから、バルブがしなびていて細い株は、花を咲かせる事が難しい状態とも言えます。

花を咲かせる元気な株に育てるためには、新芽が1cm程度成長した頃に植え替えるのが最適と言われています。

この時期を逃して植え替えを行うとその後のバルブの成長に影響し、次に花を咲かせる事が出来なくなる可能性が出てきてしまいます。

<カトレアの植え替え方法とコツ>

株が大きく、バルブがたくさんある株は株分けをしてしまう方が良いです。目安はバルブ3本~4本つけて株分けします。

この時、新芽や根を傷つけないように気をつけましょう。また、株分けに使うハサミは病気の感染を防ぐため、ライターやガスコンロで火にあぶって消毒する方が良いそうです。

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一般的に植え込み材は水苔を使用します。(バークでも構いません)ここでは水苔を使って植え替える時のコツをご紹介します。

まず、水苔は適度に濡らして軽く絞っておきます。鉢の底に水苔を詰めます。水はけが心配の方は、軽石などを先に入れておいてください。

株を手に持ったら、水苔を根に巻いていく作業です。水苔を巻いていくコツですが、株の中心に先に水苔を詰めるとその部分が芯の代わりになり巻きやすいです。

水苔を巻いていくときは、新芽側に巻いていきます。新芽が出ていないバルブ側を水苔が少ない状態にするのが植え替えのポイントです。

鉢に入れて、隙間があるようでしたら水苔を詰めていきます。基本的に固めに詰めますが、やりすぎると通気性が悪くなるので注意してくださいね。

まとめ

普通の植物の植え替えと違って、少し気を付けなければいけない事が多く大変ですね。植え替えが上手くいかないと、その後のバルブの成長にも影響してしまうので、なんとか上手に植え替えができると良いのですが・・。ご紹介したコツなど参考に挑戦してみてください!