カトレアは原種系と交配種系合わせるとかなりの品種があります。ワルケリアナは原種系のカトレアです。ワルケリアナは矮性植物で主にブラジルの高原地帯などに自生しています。ワルケリアナは一般的なカトレアに比べると背丈が低く小型です。
ワルケリアナ協会が設立されるほど愛好家が多く人気品種でもあるんです。交配種系と違って、流通量が少ない事もありその中でも珍しい株は数十万円すると言われています。ワルケリアナの栽培で植え替え方法やどのようなコツがあるのかご紹介しますね。
カトレア原種ワルケリアナの植え替えは?コツはあるの?
植え替え時期は交配種系カトレアと同じように、新芽が1cm程度成長し新根が動きだす頃が最適と言われています。
この時期を逃して植え替えをしてしまうとその後の成長に影響し花を咲かせることが出来ない可能性もあります。
カトレアなどのラン科の植物の植え込み材は最も多いのが素焼きの鉢に水苔の組み合わせです。栽培している地域の気候状態により鉢や植え込み材は変えて大丈夫です。
素焼きの鉢にバークを使う場合もあります。
植え替え時のコツですが、ワルケリアナは背丈の低い矮性で小型の株のため、平たい鉢に植え替えるのがおすすめです。
水をたっぷりあげても鉢の高さが低いためすぐ乾きます。つい水やりしすぎて、根腐れを起こすといった問題解決にもなりますね。
植え替え方法ですが、古い水苔は根を傷つけないよう注意しながら取り除いてください。ワルケリアナの根は、交配種系カトレアより少ないため特に気をつけて作業してくださいね。
古い水苔を取り除いたら、水で濡らして絞った新しい水苔を根に巻いていきます。巻きやすいように、最初は根の真ん中に詰めていき芯を作るとやりやすいです。
その後、新芽側に巻き付けていき、鉢に入れてください。隙間があるようでしたら、水苔を足していきます。
株を持って持ち上げても鉢から抜けないくらいの固さに詰めてください。
水苔は鉢上までいっぱいに詰めず、ウォータースペースを1~1.5cmほど作る事を忘れないようにしましょう。
まとめ
原種系カトレア ワルケリアナは小ぶりでとても可愛らしい花で、栽培する方も増えてきているようですね。植え替え時に根を傷つけない事と水苔は新芽側に巻いていくのがポイントになります。
コツは根腐れ対策にもなる平たい鉢に植え替える事ですが、栽培環境によっても最適なものが変わって来ます。ワルケリアナをよく観察しながら上手に育ててくださいね。