カトレア原種系のワルケリアナの育て方は、交配種系とは少し違ってきます。希少な株も多い事から熱狂的なワルケリアナファンもいるほど人気がある品種です。価格も高めの株が多く育てたいけど難しいだろうと栽培を諦めてしまう方もいらっしゃるようですね。

ワルケリアナは矮性植物といって、背丈の低いコンパクトなカトレアです。育て方のコツを掴んでしまえば、育てやすい品種だそうです。そこで、ワルケリアナの育て方や手入れの方法をまとめてみました。

カトレア原種系ワルケリアナの育て方のコツは?

カトレア ワルケリアナ 育て方

ワルケリアナはブラジルの高原地帯に自生しています。日本は縦に長く地域によって様々な気候条件になるので、ここでは一般的に良いとされている育て方をご紹介します。

<育て方のコツ>

・日照を好む、特に冬は注意が必要

・最高温度と最低温度の差を大きくする事

・浅い素焼き鉢(平鉢)に水苔、または素焼き鉢にコルクが育てやすい

<置き場所>

日当たり、風通しの良い場所。夏場は直射日光を避けますが、明るい日向に置き十分日光を当てます。日照不足になりやすい冬は直射日光でもいいくらいだそう。

葉焼けに気を付けながら、出来る限り日に当てる事がポイントです。

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<温度管理>

自生している原産地ブラジルの環境は、年間平均の最高気温が30度以上です。真夏では最高気温が40度近くになり、最低気温が20℃前後。

冬の最低気温では5度前後まで下がる環境で、かなりの温度差があります。

この温度差を日本で作るのは難しいですが、なるべく温度差が出るような環境を作る事がポイントになります。

<水やり>

水やりは株の活動時間の夜に合わせて、夕方以降にあげるようにしましょう。やりすぎると根腐れを起こしてしまうので注意が必要です。

たっぷりと水を与えた後、早めに乾くような環境作りが重要です。育てている地域の気候に合わせて、鉢や植え込み材の研究もしてみてくださいね。

まとめ

いかがでしたか?カトレア原種系ワルケリアナの育て方をまとめてみました。原産地の環境に合わせ、温度差を作らなければいけないのが大変かなと思います。

温室などあるご家庭の場合は調節しやすいかと思いますが、無い場合、特に冬のワルケリアナの状態に気をつけてあげてください。

無事に育つと、小ぶりな株にしては大きめのとってもキレイな花を咲かせてくれますよ。