アナナス グズマニアは、南の島を思わせるようなトロピカル感が強い観葉植物で人気のあるパイナップル科の植物です。ここ最近、色々な品種のアナナス グズマニアも流通するようになり、私たちの目を楽しませてくれます。

そこで、アナナス グズマニアの育て方や手入れ方法についてご紹介します。

アナナス グズマニア 育て方

【アナナス グズマニアの育て方や普段の手入れ方法とは?】

アナナス グズマニアの育て方で重要なのは水やりです。パイナップル科のグズマニアは、水やりの方法が他の植物とは少し異なります。グズマニアの真ん中には、茎が何枚か重なって筒状になっている部分があります。

通常の植物は、茎の根元に水やりを行いますが、アナナス グズマニアの水やりは、この筒状の部分に水を溜めるようにして水やりを行う育て方になります。この部分に水やりを行うこと、アナナス グズマニアが自ら水分を吸い上げて育っていきます。

なので、土の根元に水を上げても水は吸収できないので注意しましょう。水やりは、春から秋にかけては、この筒状の部分に水が溜まるようにたっぷり与えます。そして、秋から冬にかけては、一度溜まっている水は鉢植えをひっくり返すなどして排出してください。

あとは、筒状の底に少し水が溜まる程度に水やりを行って育てていきます。アナナス グズマニアは、冬になると水を吸い上げる力が下がるので、水やりも控えめにして育てていきます。また、多湿を好むグズマニアを乾燥させないように、湿度は60%以上を維持できる環境に置きましょう。

冬の手入れ方法は、乾燥を防ぐために霧吹きを使って湿気を出すようにします。アナナス グズマニアは乾燥が苦手なので、霧吹きは、一年中使ってもいいかもしれません。

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つまり、夏の手入れは、しっかり溜まるほど水やりを行い、冬は乾燥に注意しながら、溜めるほど水を与えずに湿度を保つことが重要になってきます。

アナナス グズマニアは、そのままでも生長していきますが、5月から10月の成長期は肥料を与えるようにします。肥料は、1000倍に稀釈した液体肥料を筒の部分に注ぐように入れてください。

ただし、寒い季節は、肥料は避けるようにします。冬は、気温が低くなり成長が遅くなるので、この時点で肥料を与えてしまうと肥料焼けを起こしやすくなります。

まとめ

アナナス グズマニアが花後を迎えると、子株から新たに花を咲かせたいと思う方も多いと思います。

子株からの育て方も基本的に大きく変わりはありません。

ただ、地植えはできない植物なので、湿らせた水苔を切り取った根元にまいてから植え替えるようにしましょう。

では、アナナス グズマニアの育て方をもう一度振り返っておきます。

・水やりは、春から秋にかけては、筒状の部分に水が溜まるようにたっぷり与える

・秋から冬にかけては、筒状の底に少し水が溜まる程度に水やりを行って育てる

・湿度は60%以上を維持できる環境に置く

・霧吹きを使って湿気を出す

・5月から10月の成長期は肥料を与える

・寒い季節は、肥料は避ける

アナナス グズマニアは、華やかでトロピカルで力強い色の花を咲かせてくれるので、どこに飾っても存在感のある植物ですよ。