黒色の斑模様の入った紫色の葉に黄色の花が鮮やかに映えるオキザリス「雅」
その名の通り優雅な姿で庭に彩りを与えてくれます。
今回は雅の育て方や特徴をお教えします。
紫色の葉が美しいオキザリス「雅」の育て方
・雅の特徴
雅の最大の特徴は葉。
クローバーのような形をしており、色はミステリアスなパープル。そこに黒のまだら模様が入っています。
非常に強健な植物で、水やりの回数は少な目、無肥料でも育ち、分球して自然に広がってくれます。
霜には弱いので寒冷地では鉢植えでの栽培がおすすめですが、暖かい地方では庭植えにすると毎年葉の範囲を広げてくれます。
花は黄色で秋から翌年の春までと長い期間花も楽しむことができます。
草丈は30㎝程度。小さいですが横によく広がります。
カタバミ科の球根をもつ種類が「オキザリス」に分類されるので雅も球根で育ちます。
8月中旬ごろに植え付けを行うと早くて10月ごろには芽吹いて花をつけます。
暖かくなってくる5月半ごろに葉が枯れ始め、夏になると休眠期に入ります。
紫色の葉を持つオキザリスの種類は雅の他にはトリアングラリスやレネグリーなどがあります。
葉の形が異なりますので好みのものを見つけてみてください。
・雅の育て方
日当たりの悪い場所だと花が咲きにくくなるので、日の当たる場所を選んで植えてあげましょう。
耐寒性、耐暑性共に強いですが、多湿を嫌います。
庭植えの場合は雨水のみで生長するので、水やりは必要ありません。
無肥料でも育ちますので植えっぱなしでどんどん増えます。
増えすぎに注意をしましょう。
オキザリス「雅」の探し方や育て方
オキザリス「雅」は美しい見た目からか品薄なことが多いようです。
雅の別名はブッシュオキザリス、カッパトーンなどがありますが、葉が緑色のものもあるので別名で探して購入をする場合は色に注意をしましょう。
雑草としてよく見かけるアカカタバミと似ていますが、異なる種類です。
アカカタバミは種子で増えますが、雅は球根で増えます。
庭植えの場合でスペースに余裕があるときは植え替えはほとんど必要ないでしょう。
鉢植えの場合は増えすぎて根詰まりを起こしてしまうので数年に1度は植え替えを行いましょう。
植え替えは休眠期に行います。中途半端に湿った状態だと球根が痛んでしまうので植え替えの際は必ず水を切ってから行います。
【まとめ】
・雅は黄色の花と紫の葉を持つ品種です。
・庭植えは雨水で十分育ちますので水やりが必要ありません。鉢植えの場合は表土が乾いたら与えます。
・無肥料でも育ちます。
・自然分球でたくさん増えるので、増えすぎに注意が必要です。
ハート型の紫色の葉はとても可愛く、ダークカラーなので花が映えます。
寄せ植えやグランドカバーなどにも大活躍すること間違い無しです。