春から夏にかけて気温が上昇してくると、私たちは夏バテになってしまうこともたびたびあるのではないでしょうか。食欲も落ちてきますし、暑くて夜が眠れないことも。猛暑日が続くと私たちには厳しい環境ではありますが、そんな毎日でも元気に動きまわれる者たちがいます。

それは、私たちの生活に潤いを与えて、その美しさを醸し出してくれているバラをご飯にしてしまっている害虫です。この害虫は新芽を始め、新葉やつぼみを食料にしてしまっています。

では、そんなバラを食べている虫たちとはどういったものなのでしょうか。

バラの新芽を食べる虫にはどういったものがあるの?

バラ 新芽 虫

バラの新芽を食べる虫といえば様々ありますが、代表的なのが「バラゾウムシ」や「ホソオビアシブトクチバ」と呼ばれる害虫です。ほかにも以外ですが、バッタもバラを食したりします。

では、詳しく見ていきましょう。

まず「バラゾウムシ」ですが、この虫は新芽やつぼみ付近に穴をあけてその汁を吸う害虫です。しかも、吸った後は卵を産み付けていくので、そのままにしておくとますます増殖していってしまいます。

ですので、すでに枯れてしまっている葉っぱ類はすぐさま取り除いてゴミ箱へ処分してしまいましょう。

この虫は黒くて見つけやすいですが、捕まえるときは下にプラスチック製の容器や透明なビニール傘などを下に敷き、高くて手が届かいところなどは、ほうきなどを使って、優しくほろってあげるとぽろぽろと落ちてきます。

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次に「ホソオビアシブトクチバ」と呼ばれる害虫です。この虫は別名「尺取虫」とも呼ばれ、新芽付近をちぎりながら食していきます。

ですので、発見したときには半分ちぎれた状態で、ぶらぶらとしていたらこの虫の仕業です。この虫は隠れるのがうまく、日中どんなに探してみても見つけるのが難しい害虫です。

ですので、効率のよい見つけ方は夜にバラを観察しにいくのがお勧めです。昼間は食べられた新芽を確認し、夜にその付近を探してみると新しい新芽を食べに現れ始めます。

見つけることができたら、逃げられることの無いように、しっかりと手でつかむとよいでしょう。苦手な方は軍手などをすると良いですよ。

まとめ

虫たちも生きるために必死なのはわかりますが、せっかくのバラがやられてしまうとがっかりしてしまいますよね。なかなか虫との対決は難しいですが、被害を最小限にするためにも、見つけ次第撤去して、大事なバラを守りましょう。