キク科に属するガーベラは、南アフリカが原産地です。4月~6月の春、あるいは10月~11月の秋に花が咲きます。では、ガーベラの花びらの数は一体どれくらいなのでしょうか。またガーベラのおしべの数はどのくらいなのでしょうか。

ガーベラの花びらの数、おしべの数はどれくらい?

ガーベラ 花びら おしべ 数

ガーベラの葉は地面近くに集まって茂り、花茎だけがすっと長く伸びて咲くのが特徴です。原種のヤメソニー(Gerbera jamesonii)は赤い花で、花弁が細くて枚数も少ないのですが、他の原種との交配によって多数の品種が作り出されました。

ガーベラの品種の数は、世界中では数え切れないほどあります。日本では約500種類が栽培されているといわれており、現在でも毎年のように新しい品種が100種類以上作り出されています。

ガーベラはミニ系とスタンダード系の2種類に分類されます。花輪の大きさで区別され、10センチ以上の大きな花がスタンダード系といわれ、それ以下がミニ系となります。

ミニ系もスタンダード系も合わせて、花弁のスタイルは3種類に分類されます。ひとつがシングル(一重)、もうひとつがセミダブル(半八重)、そしてフルダブル(八重)です。またスパイダー系(糸咲き系)と呼ばれる尖った花弁を持つ種類もあります。その他、花弁の無い球状をした特殊な形の種類もあります。

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ガーベラの1つの花に見える部分は、実は多くの小さな花が集まったものです。小さな花がいくつも集まって1つの花を形成しているように見える花を「集合花」といいます。

特にガーベラのような花の集まり方を「頭状花序(とうじょうかじょ)」と呼び、ひとつひとつの花を「小花(しょうか)」といいます。

小花が本当の花です。そのため花びら(がく)の数を数えにくくさせています。

ガーベラのおしべの数はどれくらい?

実はガーベラは、花びらに見える部分は花びらではありません。ひとつひとつが舌状花といわれる小さな花になっています。また中心部の芯も筒状花という花です。

花弁の中心からはめしべが抜き出ており、その周辺にはおしべ5本が互いにくっついて取り巻いています。数にルールはありません。

まとめ

ガーベラは、小鉢や寄せ植えに向いている背の低いミニタイプから、切り花用の汎用性が高い種類、あるいは花壇向きのガーデンガーベラなど、モダンで明るい花として広い用途があります。