ガーベラの花の名前は、発見者であるドイツの植物学者ゲルバーの名前から取ったといわれています。日本には大正時代初期に伝わってきたといわれ、花車(ハナグルマ)や大千本槍(オオセンボンヤリ)などの別名で親しまれてきました。ではガーベラを押し花にする場合、どのようにすればよいのでしょうか。
ガーベラの押し花の作り方をご紹介します。
ガーベラの押し花の作り方はどのようにすればよい?
ガーベラは水分を多く含んでいる花のため、実は押し花にはあまり向いていません。しかし少し手を加えれば、色褪せない可愛らしいガーベラの押し花が可能になります。まずはガーベラを綺麗に押し花にするための前処理から始めます。
ガーベラの花だけを押し花にしたい場合は、水分が多い部分である茎を花の付け根でカットします。可能ならば、ナイフやカッターで花裏を少し削ぎます。ガーベラの茎も押し花にしたい場合は、花と茎は別々に押し花にする方がよいです。同じように茎を花の付け根でカットします。切り離した茎をナイフやカッターで縦半分に削ぎます。
押し花にする方法は2通りあります。
1つ目の方法ですが、市販の押し花乾燥シートを使う方法です。押し花乾燥シートに前処理をしたガーベラを挟み、上に重りを載せるだけです。1週間ほどで完成します。
2つ目の方法ですが、電子レンジを使用します。
段ボール板2枚とキッチンペーパー2枚、輪ゴム2つを用意します。段ボール板の上にキッチンペーパーを載せます。そしてキッチンペーパーの上に、ガーベラの花を並べます。並べたガーベラの上に更にキッチンペーパーを載せ、その上に段ボールを載せます。
最後に輪ゴムで段ボール板を2か所留めて全体をひと塊にします。それを電子レンジに入れて数分加熱します。
段ボール板を取り出し、キッチンペーパーが湿っていたら取り替えます。何度か様子を見ながら段ボール板を加熱して、花がしっかり乾燥して温かくなったら完成です。
まとめ
水分が残っているとガーベラの見栄えが悪くなってしまうので、充分に乾燥するようにしましょう。完成したガーベラの押し花は、タッパーやジップロックなどにシリカゲル(乾燥剤)と一緒に入れて保管してください。