「初恋」や「寂しさに耐える」といった花言葉を持ち、繊細な印象を持つカタクリの花。カタクリは栽培することが出来る花ですが育てるのは難易度が高く難しいとされています。種から育てようと思うと花が咲くまでに7~8年もかかるので、球根での栽培をおすすめしています。ここでは、カタクリの花を球根から育てる方法をご紹介します。
カタクリの球根の育て方は?ポイントなど
カタクリの花の植え付けについて、植え付ける時期は休眠期に当たる7月~9月に行います。球根が乾燥すると開花具合に影響するので時期が遅くならないようにしましょう。球根の根は年を重ねるたびに深く根を張る性質があるので植え付ける時のポイントはできるだけ深さのある腰高鉢を選ぶことです。土は弱酸性から中性のもので腐葉土:軽石:赤玉土を2:4:4の割合で混ぜた土を用意しましょう。根を傷めないように緩効性のある化成肥料を与えたら培養土の完成です。球根を植え付けましょう、鉢植えの場合は4~5球を10センチ間隔の深さ2~3センチの位置に植えます。前の球根が残っていてもそのまま植え付けましょう。また、球根に傷がつかないように気を付けましょう。もし傷がついた場合カビができたり、病気になってしまいます。上から土をかけた定植後はワラや落ち葉でマルチングをして乾燥を防ぎましょう。
植え付けの後は水やりです。カタクリの花は乾燥に弱く湿り気を好むのでこまめに水やりをしましょう。鉢植えの場合は特に乾燥には気を付けましょう。葉っぱが出る3月頃は一生懸命光合成をする時期なので常に土の状態が湿っているように気を付けましょう。肥料の与え方について、カタクリの花は開花期間も短く根も少ないので緩効性のある肥料を与えます。根が成長する11月から12月と、2ヶ月に1回のペースで与えましょう。液肥の場合は2週間に1回が目安です。
【まとめ】
球根からカタクリの花を育てる場合は植え付ける時に注意が必要です。手入れのポイントはこまめな水やりと肥料です。カタクリの花を毎年咲かせようと思ったら葉が出ている3月頃にしっかりと育てて栄養を与え、球根を十分太らせる必要があるのです。