グズマニアの花を子株から育てていく中で、グズマニアの花がなかなか咲かないことがあります。グズマニアの花といっても、花に見えている部分は、葉っぱが形を変えた「苞」です。この花が咲かないといった場合は、どんな原因があるのでしょうか?
そこで、グズマニアの花が咲かない原因と、対処方法について見ていきましょう。
【グズマニアの花が咲かない原因はどこにあるの?対処方法は?】
グズマニアが花を咲かせるのは1回きりです。その為、花を終えたグズマニアの株元から子株を切り取る方法で株分けして、新たに花を咲かせるまで育てていきます。グズマニアは、花を終わらせた後は、色もあせてきて枯れてくるので焦ってしまいますが、新たな子株は、株元が枯れた後に芽を出します。その子株が芽を出したら切り取って植え替えを行います。植え替えたグズマニアの子株は、約1ヶ月から2ヶ月ほどかけて根を張って自生します。
ただ、植え替えてから最初の一年目は、花が咲かないことがあります。咲かない原因は、植え替えたグズマニアが枯れたのではなく、まだ花が咲く準備ができていないからです。
もともとグズマニアは生長するのに時間がかかります。ただ、植え替え後に花が咲かない、生長が遅い、グズマニアの葉が弱ってきていると感じた場合、肥料を与えることが対処法になります。肥料は、1000倍に稀釈した液体肥料を筒状のところに注いでください。グズマニアは、植え替えして根を自生させるのは1ヶ月から2ヶ月ですが、もともと花が咲くまでだいたい3年から4年ほどかかります。
なので、最初の1年目は花が咲かないとあきらめずに、辛抱強くグズマニアの生長を待ちましょう。また、グズマニアの花がなかなか咲かないときの対処法として、管理している場所にも注意しましょう。グズマニアが置かれている環境は、植え替え後の成長に良くも悪くも大きな差や影響が出ます。
まず、グズマニアは直射日光が苦手なので、日陰の環境に置くような育て方で生長させます。グズマニアは、熱帯雨林の環境で自生する植物なので、強い光にさらされている状態だと葉焼けを起こしやすいです。
室内で管理しているなら、レースのカーテン越しに太陽が当たるようにするなど場所を工夫してください。冬の寒い季節は、屋外で育てると霜にさらされてグズマニアが枯れます。冬は、屋内に取り込んで、越冬させる場合の推奨温度3℃から5℃を基本に、暖房器具などを使って温度管理に注意しましょう。
グズマニアは、高い湿度を好み乾燥を嫌いますが、冬の時期は、少し乾燥気味にした育て方が適しています。
まとめ
グズマニアは、成長が遅い植物なので最初の一年目に咲かないこともありますが、気長に焦らず待ってあげてください。
では、この記事のポイントをまとめました。
・最初の一年目に花が咲かないのは、花が咲く準備ができていない
・成長が遅かったり葉が弱ってきたら肥料を与える
・花が咲くまでだいたい3年から4年ほどかかる
・直射日光にさらさない
・寒い季節は屋内に取り込んで、越冬させる場合の推奨温度3℃から5℃を基本に
・冬の時期は、少し乾燥気味にする
グズマニアだけではなく、観葉植物などの育て方は環境がとても大切になってきます。今置いてあるグズマニアの環境が適しているか確認してみましょう。