ダリアはオランダ人によって江戸時代に日本に伝わってきました。多くの種類と花の色で私達を楽しませてくれます。しかし、そのダリアの花が咲かない事があります。原因は様々ですが、ダリアの出身地と日本の違いにもあるようです。
今回はダリアの花が咲かない原因について紹介します。
ダリアの花が咲かない!どうして?
ダリアの花が咲かない原因としていくつか考えられます。
ダリアは元々熱帯の高地で育ってきた植物なので、その気候にできるだけ合わせてあげる必要があります。基本的に日当たりがよく、水はけもいい環境です。
日本では、夏は気温が上がりますので、葉は茂りますが、花が咲きにくい状態になるようです。夏はできるだけ高温を避け、特に鉢植えの場合は直射日光をさけて日陰に移動させるか、日よけをした方が良いようです。
つぼみが咲かない原因は、日光不足か、球根に力がないことが考えられ、土の排水が悪くなっている可能性もあります。また、つぼみの数が多いのであれば、いくつか間引いて様子を見てみるとよいかもしれません。
鉢植えの場合、葉が多く茂っていると、葉と葉の間の風通しが悪くなり、病気や虫が付く原因にもなりますので、時々葉を切った方がよいでしょう。水をあげる際には、土に直接入れてあげて下さい。葉が乾燥している時にはかるく霧吹きでかけてあげるとよいでしょう。ただし、花やつぼみに直接かけてしまうと、花がすぐダメになったり、つぼみが腐ったりする事もあるので注意して下さい。
茎などを切ったあとに、小さな穴が開いている事があります。ここから水が入ってしまうと球根まで水が届いてしまい、腐る原因にもなりますので、注意が必要です。
花を咲かせるためには肥料も必要です。腐葉土を含んだ土や市販の草花培養土を使用していれば、植えてから一か月後に追肥をしてください。秋の開花前にも緩効性の肥料を追肥するとよいようです。
毎年、花を咲かせるためには、花が散りだしたら全ての花びらが散ってしまう前に花茎を切って下さい。花びらが散り終わるまで放置しておくと、種ができてしまいます。そうすると、種に養分を取られてしまうので、株の力が弱くなって翌年花が咲きにくくなります。
【まとめ】
ダリアは比較的栽培のしやすい植物ですが、きれいな花を咲かせるには注意すべき事は多いようです。しかし、注意点さえ守っていれば、きっと美しい花を咲かせてくれます。ぜひダリア鑑賞を楽しんで下さい。