「せっかく植えたアメリカンブルーの苗、葉っぱが勢い良く茂るだけで肝心の花がほとんど咲かない…」という嘆き、案外多くの人から聞こえてきます。
どうしてこのようなことが起こるのでしょうか?
どうしたら花が咲くようになるでしょうか?
アメリカンブルーの花が咲かない理由
せっかく植えたアメリカンブルーがなかなか花をつけない場合、原因としていくつかの可能性が考えられます。
まず考えられるのは、植え付けた鉢が大きすぎて苗が根を伸ばすのに忙しく、まだ花をつけるだけの余裕がない、という可能性です。苗を植木鉢に植え付ける際にはもとのサイズより1まわりか2まわり大きなものを選ぶのは常識ですが、鉢のサイズがそれよりもさらに大きかった場合、このような事態が起こり得ます。
次に考えられるのは、植え付けの際に肥料を与えすぎたという可能性です。特に窒素分の多い肥料を与えた場合、葉を茂らせる効果はあるけれど花を咲かせる助けにはなりません。 リン酸やカリウムの多い肥料を与えるようにして下さい。
水の与えすぎも、花がなかなか開かない原因につながります。日当たりの良くない場所にアメリカンブルーの鉢を置いたりしても、花付きが途端に悪くなります。
摘心を行なってからまだ間がない場合も、花はまだ開きません。摘心は、アメリカンブルーがたくさん花を咲かせるために不可欠な作業ですが、効果が出るまでに2〜3週間の時間がかかります。
以上のことに心当たりがない場合は、切り戻しが必要です。アメリカンブルーには枝の先に花をつける性質があり、ある程度枝が伸びてきたら切り戻しをしてやらないと、花があまり咲かなくなるからです。切り戻しをすると新しい枝の数が増えて、花が咲きやすくなります。
切り戻しにはその他にも、株の形をバランス良く整えたり、古い枝を切ることで風通しを良くしたり、といった効果もあります。
【まとめ】
アメリカンブルーの花がなかなか開かない場合、その原因として、日光に十分当たっていない、肥料の成分が適切でない、水をやりすぎている、などが考えられます。
その他にも、大きすぎる鉢に植えてしまったとか、ごく最近摘心を行なった、というこという可能性もありますが、その場合はもう少し待ってみるべきしょう。
枝が伸び過ぎだと感じられるときには、切り戻しを行うと効果があります。ただし現在花が咲いているのなら、切り戻しはそれらの花が全部終わるまで待ってから行うようにするべきです。