ダリアには多くの種類があり、美しい花を咲かせてくれますが、環境と肥料を適切な状況にしないとうまくいかない事が多くあります。
今回はダリアの育て方、おすすめの肥料の与え方について紹介します。
ダリアを上手に育てるための肥料の与え方は?
ダリアの原産地はメキシコなど熱帯地域の高地です。基本的に、日当たりのよい場所を好みます。
球根の植え付けは、3月の下旬~4月が適しています。植え付ける深さは5~10cm位で球根を寝かすような感じで斜めに植え付けます。細い首になっている方に芽があるのでそちらが上になるように植えます。
鉢植えの場合は下側に根が伸びるスペースを確保するため、やや浅め(3~5cm位)に植えても大丈夫です。鉢は、ダリアの花のサイズに合わせて選んでください。
日照不足になると、花の付き具合が悪くなりますが、ダリアは30℃を超える季節の直射日光や強い西日が苦手なので、もしそのような環境であれば、遮光の工夫が必要です。また、コンクリートの照り返しにも弱いのでプランター植えなどでも、場所によっては注意をした方がよいでしょう。
肥料は、植え付けの時と春と秋に与えて下さい。球根を植え付ける際には土にゆっくり効いてくる緩効性化成肥料を混ぜておくのがおすすめです。それから、植え付け後一か月位を目安に追肥を行って下さい。鉢植えの場合は、真夏を除いて定期的に月三回位液体肥料を施すか、月一回の置き肥をします。
ダリア栽培で注意したいのは、灰色かび病やメイガです。灰色かび病は高温多湿で風通しの悪いところで発生します。枯れた花や、傷んだ葉から病気になりますので、見つけたらこまめに取り除く必要があります。メイガは、茎の中に入り、内部を食べてしまうので、定期的な殺虫剤の散布をするといいでしょう。
また、追肥に使う液体肥料には殺虫剤入りの物もありますので、肥料を与えるのと同時に殺虫の効果を期待できるので、おすすめです。
【まとめ】
ダリアは比較的栽培がやさしい植物と言われていますが、きれいな花を咲かせるのにはそれなりのコツがあります。ダリアが花を咲かせるには、栄養が必要なので肥料がないとうまく咲かなくなることもあります。また、虫対策として、追肥の際には殺虫剤入りの液体肥料もあるので、利用してみてはいかがでしょうか。