夏になると、畑一面に咲いたひまわりを思い浮かべる方も多いかと思います。夏の日差しを受けたひまわりが並んでいる光景は壮観ですね。畑として広い土地をお持ちの方で、挑戦したい方も居るかと思います。ここでは、ひまわり畑の作り方を紹介します。

ひまわり 畑 作り方 種まき 肥料

ひまわり畑の作り方

ひまわり畑の場所は、水捌けと日当たりが良好な場所を選びましょう。水捌け対策には、畝を立てるという方法もあります。種蒔きをする前に、土壌環境を整える必要があります。

市販されている赤玉土をベースとして、消石灰や化学肥料を加えて、よく土を混ぜ、耕します。広い畑だと、人力だけではなく、耕運機を使うと楽に作業が出来ます。種は10アール、つまり田んぼ1枚分程の広さに0.5~0.8kgが必要です。水やりはまめに行ってください。植え替えが必要な場合、根を痛めないように注意が必要です。

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ひまわりの畑への種まきについて

ひまわりの種は大きく、初心者でも蒔き易くなっております。種蒔きの時期は4~6月で、これは発芽の適温が20~25度のためです。ひまわりは根を痛めると枯れてしまう危険性があるため、可能ならば畑に直接蒔く方が良いでしょう。種蒔きの際は、2、3粒ずつの点蒔きをしてください。背丈の高い品種は30~40cmの間隔が良いです。花壇用や切り花用に使われる背丈が中間の品種は20cmの間隔にします。その後、1cmぐらい土で覆います。発芽してから苗のうちに、元気が良い苗を1本残して、摘心します。こうすることで、ひまわりがきれいに並んで咲くようになります。苗の育成は3週間ほどで、本葉が出始めたタイミングで、週に1回液肥を与えると良いでしょう。また、畑の場所が決まっていない場合、鉢などで苗まで育ててから、畑へと定着させなければなりません。

畑で育てるひまわりの肥料は?

土に混ぜる肥料として、鶏フンや緩効性の肥料を入れてよく耕したものを、元肥とします。これだけではなく、花付きを良くしたり、茎を大きく太く見せるためには、追肥をする必要があります。苗の育成期には、月に1回の頻度で、液体肥料もしくは固形の化成肥料を加えると良いでしょう。ただし、養分を多く吸収し易いひまわりは、肥料をやり過ぎると、茎が伸び過ぎて、倒伏の原因となります。また、肥料の窒素成分が多いと、葉が増えすぎる原因にもなります。開花前などには、リン酸が多く含まれた肥料を使用すると、花付きの良い状態をつくることが出来ます。

【まとめ】

ひまわりは水捌けと日当たりの良い場所で育てる必要があります。畑に種もしくは苗をしっかり定着させることが大切です。水まきを欠かさず適度な肥料を与えることで、元気なひまわりが育ってくれることでしょう。