梅雨の風物詩と知られるアジサイ。その独特の華やかさは古くからしたしまれてきた植物です。そんなアジサイですが挿し木の仕方や時期など知っておくと、より季節を楽しめるのではないでしょうか。
アジサイの挿し木の時期はいつ頃?
アジサイは挿し木をすることでより一層華やかになり大きく立派に見える植物です。剪定で切った枝を使うことで簡単に増やしていくこともできます。また剪定した枝は花芽がついていれば、翌年に再び花を咲かせてくれる場合もあります。
理想的なアジサイの挿し木の時期は5月~7月頃、または9月の涼しくなったころに行うと良いでしょう。最適なのは適度な湿度、日照時間が長い梅雨時期と言われております。
地域によっても異なりますが、三月頃は「休眠枝さし」と呼ばれ挿し木を行うこともあります。これはアジサイの品種によっては発根がしにくくなるといわれているので、できるだけ理想的な時期に行うのが良いでしょう。
アジサイの挿し木の花が咲かないのはなぜ?
きちんとした手順を行ったにもかかわらず、「挿し木に花が咲かなかった」という経験をされた方もいるのではないでしょうか。
それはいくつか考えられますが、まず初めに剪定の時期が遅かったりはしてないでしょうか?アジサイは花芽を見つけるのが難しく、うっかり切り落としてしまうこともあります。アジサイの剪定は必ず花が終わってからすぐに行うと良いでしょう。
次に寒さは大丈夫だったでしょうか?アジサイは低温には強いといわれておりますが、冷たい風などで、枝の先端が枯れていきます。先端部分は花芽があるところなので、葉ばかりで花が咲かない状態になってしまいます。
最後に日当たりにも問題はなかったでしょうか?アジサイは梅雨時期に咲いている花としてイメージしている人も多いと思いますが、だからといって日影ばかりで咲く花ではありません。過度の日照も嫌いますが、ある程度は日照が必要です。庭植えにするにしても、鉢植えにするにしても十分な日が当たるところに置くのが望ましいです。
まとめ
一度育てるとまた翌年も咲いてくれるアジサイです。きちんと剪定を行えばどんどんアジサイの花を増やしていくことが出来ます。アジサイは生命力が強い植物です。アジサイの栽培を様々な色を育てて、これからの未来を楽しんでいってみてはいかかでしょうか。