紫陽花は剪定の時期を間違えると、次期に花を咲かないことがあります。こうなる可能性があるので、いっぱい花を咲いてもらおうと考える方もいると思います。ここで挿し木をして増やすということが考えられますが、この手法はどのように行えばいいのか。またどのくらいの効果が見込まれるのか、を見ていこうと思います。

アジサイの切り花を植える方法

アジサイ 切り花 植える

まず挿し木として切り花を植えることですが、こちらは手順や切る場所さえ間違えなければ、問題なくできます。手間がかかり観察が必要になりますし、細かい作業をこなして、じっくり辛抱強く待つことも要求されます。

挿し木するための切り花を選ぶところからはじめます。6月上旬~7月中旬に花芽のついていない枝を選びます。枝から新芽を切り取り、上から1節目の葉を半分、2節目の葉を全部取り除きます。それに1時間ほど十分に水あげ(この時の水はメネデール希釈水がオススメ)を行い、市販の挿し木用の土に、2節目が埋まるくらい入れます。このようにしたら、毎日水をスプレーで吹きかけ、適する温度と湿度を保ち、直射日光を当てずに明るい日陰で数週間ほど管理します。このとき根が絡まないように注意する。根が付いてきたら日当たりに移し、鉢上げできる状態になったら、鉢に植え替えましょう。

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挿し木用の土ではなく水に根付かせる水挿しという方法もあります。土に挿すよりも容易に挑戦できますが、この方法は土と比べると、根が出るのが遅くなり、根自体が弱くなるというデメリットもあります。メリットとしては水やりをほとんどしなくてもいいので管理が手軽に済むことです。根が出てきたら、土での飼育と同様に鉢に移し替えましょう。

まとめ

やり方次第では切り花を植えることは問題ないとされています。選ぶ時期と切り花に気を付ければ大丈夫です。ただこの作業が非常に細かく、根が出てくるまでは辛抱強く待たなくてはいけません。細かい作業や辛抱強くない方には薦められない手法となりますので、その辺を考慮して検討してみてください。飼育している間に病気に感染しないように、そして害虫にもやられないようにも注意しておきましょう。観察していればすぐに気づけることはすぐに対処しましょう。