バラの品種、中に「モダンローズ」と呼ばれるものがあるのをご存じでしょうか。実は、今私たちが見ているバラのほとんどは、この「モダンローズ」と呼ばれるものに属しています。
花屋で売られているようなバラもこれがほとんどを占めているので、おそらく私たちがバラと聞いてイメージする花はこのモダンローズだと思います。
モダン、といわれるくらいですから、実は最近生み出されたもので、まだ作出されてから150年ほどしか経っていないという比較的歴史の浅いバラなのですが、最近ではバラの多くがこのモダンローズになっているという現状です。
さて、そんなモダンローズの中でも特に代表的だと言われる品種があります。
それが、今回ご紹介するフロリバンダです。バラの中でも比較的栽培もしやすいと言うことで有名なバラですので、今回は特に、その育て方について、紹介していきたいと思います。
フロリバンダとは?
フロリバンダは先ほども書いたように、モダンローズの一種です。花が房咲きになるバラで、一枝に一花ではなく、複数の花をつけるバラです。
四季咲きのバラで、最初に生まれたのは日本の野生種であるノイバラとコウシンバラの交配によるものだといわれています。このあたりからも、日本には非常になじみ深いバラだと言えるかもしれません。
先ほども書いたように丈夫で育てやすいという特徴があり、また、香りが強い品種が少ないこともあって、家庭菜園で育てることに向いている品種であるといえるかもしれません。
フロリバンダの育て方は?
フロリバンダの育て方としては、鉢植えなどで育てる方法があります。これだと、家庭菜園としても非常に手軽なので、良いのではないでしょうか。
育て方の注意としては、肥料などをしっかりやるように気を付けることなどがあげられます。バラは基本的に肥料を多く食う植物です。油かすなどをあげても良いでしょう。
また、鉢の選び方なども重要です。バラは根がぐるぐると巻いてしまうサークリングという現象が起こりやすいので、スリット鉢を選ぶようにしましょう。
まとめ
日本では非常になじみ深いバラであるフロリバンダ。四季咲きのバラでもあり、しかも丈夫だと言うことで育てやすいと言うこともあって、家庭菜園には非常に向いているバラと言えるかもしれません。
しかし、育てやすいと言っても、肥料食いで、根がサークリングを起こしやすいというバラの性質は変わりません。そのあたりにはしっかりと気をつけて育てるようにすることが必要でしょう。