バラを栽培する上で、必ず行わなくてはいけない手入れの一つに肥料を与えることがあります。そこで、仮に肥料が不足すると、どのような症状が出てくるのでしょうか。
肥料不足で考えられる症状や対策について調べてみました。
バラの肥料不足!どんな症状が出る?
バラに肥料といっても、肥料の中には、数種類の成分が含まれています。それぞれの成分の種類によって、不足したときに現れる症状が異なるそうです。
そこで、バラにはどのような種類の成分が必要なのでしょうか。バラに必要な成分をご紹介します。まず窒素です、このほか、リン酸、カリ、カルシウム、マグネシウム、マンガン、鉄と7種類の肥料の成分が有名なようです。
これら7種類の成分が不足してくると、それぞれ異なる症状が発症するため、個々に紹介していきます。まず窒素が不足した場合ですが、葉色が悪くなり、緑が薄くなります。
成長にも悪影響を及ぼし、花が小さいものになってしまうそうです。リン酸が不足すると、育成が悪くなるそうです。また、葉が赤褐色になり、落葉しやすくなってしまうそうです。
カリが不足するとどのような症状が出るのでしょうか。成長点が枯れ、葉が下の方から褐色になってしまうそうです。カルシウムが不足した場合には葉の緑色が褐色となり、巻きあがってしまうそうです。
マグネシウムが不足してくると、葉は黄色に変色し、下の葉から落ちてしまうそうです。マンガンが不足した場合には、新葉に斑点が発生し、鉄が不足すると茎が黄色になり、生育が止まってしまうそうです。
肥料は多く与え過ぎても生育に影響を与えますが、不足する場合にも影響を及ぼすため、適量をしっかり与える必要があるそうです。
では、どのタイミングで肥料を与える必要があるのかということになりますが、今まで述べてきた症状が発症する前に与えれば問題ないのですが、わからない場合には、肥料の入っている袋をみてみると良いそうです。
そこには、「肥効期間」というものが記載されているそうです。この肥効期間とは、肥料の効果が持続する期間のことをいうそうなので、この期間を目安に、次の肥料を施せば、肥料切れになることはないそうです。
まとめ
肥料は過不足なく与える事が重要なようで、また、与えるタイミングも考えなくてはいけないようです。不足している成分によって、発症する症状は様々ですが、症状より、どの成分が不足しているのか判断できるそうです。
また、肥料切れしてしまった場合には、固形肥料だけでなく、即効性のある液体肥料を使うという対処法もあるそうなので、症状に合わせて、検討してみたらいかがでしょうか。