バラは花の女王と言われます。うっとりするような芳香があり、いつも見とれてしまう美しい花ですね。そのため初心者が育てるには難しいと思われがちですが、コツをつかめば誰でも育てることができます。
育て方の手順の中でも、バラの植え替えにまつわる枯れたり弱ったりする原因などについて見てみましょう。
バラを植え替えしたら枯れてしまった!原因は何?
鉢植えで育てていたり、鉢から直植えにしたときに苗が弱って枯れてしまう時があります。
その原因は何なのでしょうか。
植え替えの時期
どんな植物でも植え替えには時期があります。原則として、花が咲いている時やつぼみが付いている時は避けます。花に栄養分がたくさんいくので、植え替えした時に大切な新しい根を張る力がないことです。
根は見えないので、なんとなく弱ってきたとか萎れてきたとみられるまで根に原因があるとは気づきにくいです。植え替えの時期は守りましょう。
バラの水やり
水やりも難しいものです。やりすぎてもダメだし、少ないと乾燥して害虫や病気が出ます。水が多すぎて根が腐ってしまうことがあります。
土が乾いてきたらたっぷりとやる、というのがコツです。バラの場合は葉にかけないようにしましょう。根に直接与えるというやり方がいいでしょう。
バラの植え替え作業の間違い以外に原因は?
作業が間違っていないのに、枯れる原因には害虫と病気があります。ネキリムシと言われるコガネムシの幼虫が植え替えの鉢の中から出てくることがあります。
殺虫剤で予防するのも大事ですが、おかしいな、と思ったら調べてみるのも大切です。ハダニがついて葉が枯れてしまうこともあります。
病気ではうどんこ病や黒星病などがあります。葉の光合成を阻害して株を弱らせてしまうのです。
そんな時はそれに合った薬剤で対処するのがいいでしょう。バラ専用の使いやすい薬剤が市販されています。
まとめ
バラを育てることは、年間を通じて手を入れてやることが多いものだなと思いました。放ったらかしではもちろん咲いてくれませんし、手を入れすぎても枯れてしまいます。花の咲いていない時でも気にかける、といった手間が必要な花と言えばいいのでしょうか。
花を愛でることは花のない時期でも心にかけるということだなと思いました。