どんな草花でもそうですが、長く栽培していると大きくなりすぎて恰好が悪くなってきます。花はたくさん付けるけれどなんとなく不格好になってきたと思ったら、仕立て直しをしてみましょう。
要らない枝を刈るだけでもすっきりとします。
アンスリウムの仕立て直しの方法
アンスリウムの場合幹が伸びてくると気根が出てきます。
自生しているアンスリウムは、この気根で他の樹木や岩に絡みついて生活しています。
ちょっと刈れた葉っぱや色あせた花があれば、それを枝ごと摘み取ります。
気根のついた幹を5㎝ほど付けて2,3枚の葉っぱを切り取ります。
手でむしり取れますがハサミで切ってもいいでしょう。
これが子株になります。2,3株をまとめて小さな鉢に植え替えると増やすことができます。
仕立て直しした株は普段通り世話をしますが、増やした子株は1ヶ月くらいは肥料を控えて管理します。
肥料をやり過ぎると株が弱ったり枯れてしまうこともあります。
アンスリウムの仕立て直し以外にも気を付けたいこと
仕立て直しや植え替えとなると道具をそろえたり気候を見たりと準備が大変ですが、日ごろの世話の中でちょっとした気配りで、きれいな株にしたり花付きがよくなったりします。
それは枯れた葉や色あせた花を摘み取ることです。
仕立て直しだから摘み取るのではなく、普段水をやったりするときにちょっと色あせた花を切り取って切り花として後を楽しんだり、しおれ加減の葉をむしったりするのです。
葉っぱは萎れたり茶色くなったからと、すべてを取り去ると花の付きが悪くなるのでまだ元気そうなら様子を見ながら手入れしましょう。
幹が伸びすぎているアンスリウムはどうすればいい?
幹が伸びすぎて気根がたくさん出ている株は見るからに不格好ですが、脇には新芽が付いているので株を増やしたい時は親株として管理するのもいいでしょう。
でもこれ以上株を増やしたくない時は、子株のように少しの気根を残して植え替えるのも方法です。
【まとめ】
よく草花がきれいに咲いてくれるためには水をやりながら話しかけるといい、などと言います。
話しかけるほどでなくても、いつもと様子がちがうな、と思う時は手入れの方法も考えてみたりするのもいいと思います。