八重咲のガザ二アは種ができません。
増やす際は挿し芽を行います。
八重咲でなくとも品種によっては種ができないので、ガザ二アの挿し芽の方法は覚えておいて損はないでしょう。
今回はガザ二アの挿し芽の方法をご紹介します。

ガザ二ア 挿し芽

ガザ二アを挿し芽で増やす方法

・挿し芽が必要なガザ二アの品種。
種のできない八重咲の品種
タンジェリンスパーク、ロミーヌ、イングリッシュガザ二アなど。
八重咲の品種の他にもF1品種と呼ばれる交配種は種ができにくいものが多いようです。

・挿し芽のやり方
ガザ二アの挿し芽に適した時期は9月~10月。

用意する物…育苗ポット、赤玉土(小粒)、ガザ二アの苗、はさみ、軍手
なるべく天気の良い日を選んで行いましょう。
挿し芽に使う茎を選びます。病害虫が無い健康なものを選びましょう。
選んだら芽の先端部分から7~8㎝ほどの所を切り取ります。
なるべく株元に近い茎を選んだ方が根をつけやすいようです。
葉を3枚ほど残して後は取り除き、切り口もわずかに切り戻します。
茎を一昼夜水につけます。(水あげといいます)ポットに入れた用土に挿したら完了です。

挿す際は茎を1~2伏埋まる深さまで用土に真っしゅぐに入れましょう。

土が乾かないように水を与え、根と本葉が育って来たら植え替えます。
寒すぎると育たないので10月中旬までに行うと良いでしょう。

発根を催す為の薬剤、発根促進剤もあります。
挿し芽をする時期が遅くなった場合などは使用すると便利です。
用土に挿す前に茎に少量つけるだけと使い方は簡単です。

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ガザ二アの挿し芽をする際の注意点

挿し芽してすぐはデリケートです。
枯れてしまわないように以下の管理が必要です。

・直射日光に当てない。生育に日光は必要ですが、強すぎる日差しは枯れる原因となってしまいます。
・高温、もしくは寒すぎる場所に置かない。発根しにくくなります。
・水びたしにしない。乾燥は禁物ですが水が多すぎると腐ってしまいます。
・挿し芽に使う茎は放置をしない。切り終わったらなるべく早く水あげしてあげましょう。
・清潔な道具、清潔な用土を使用する。病害虫の予防になります。

【まとめ】

・ガザ二アを挿し芽で増やすのに適した時期は9月~10月
・挿し芽に必要な道具は育苗ポット、赤玉土(小粒)、ガザ二アの苗、ハサミ
・根元に近い茎を8センチ程切り取り、切り口を1日水につけたあと用土に挿します。
挿し芽用の用土や肥料も売っています。
大本の苗が小ぶりだったり元気がなかったりする場合は栄養の多い土を使った方が良いかと思われます。