葉が可愛いカポックを自分で増やしたいと思いませんか。剪定した時などに切り落とした枝を挿し木にすることで、増やすことができるのをご存知でしょうか。挿し木にはいくつか方法があり、土を使わず水栽培で発根させる方法もあるのです。土よりも清潔で見た目もきれいです。また、透明なグラスなどを使うと根が出てきたことを確認することもできます。

 

今回はカポックの挿し木を水栽培する方法をご紹介します。

カポック 挿し木 水栽培

カポックの挿し木を水栽培で発根させる方法

挿し木をする際に土を使わずに水栽培するには、「水挿し」と「ハイドロカルチャー」という方法があります。ここではそれぞれについてご紹介します

 

「水挿し」

その名の通り切り取った枝を水に浸けて発根させる方法です。下葉を取り除いた枝を水の入ったグラスに挿し、明るい日陰に置いておくだけです。このとき水に液肥などの肥料成分は入れません。発根するまで1か月くらいの間、毎日水を取り替えます。発根するまでの間は肥料成分が根の成長を妨げることがあるので水だけでよいのですが、根が出て新芽が伸びてくると栄養分が必要になります。肥料を入れた土やハイドロカルチャーに植え替えて育ててください。

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「ハイドロカルチャー」

ハイドロボールという人口培土を使用して発根させる方法です。ハイドロボール自体に肥料は含まれていません。人口の土なので清潔で保水性もあります。穴の開いていない容器にハイドロボールと水だけをいれて枝を挿しておきます。水栽培と同じように感じますがハイドロボールの場合はいくつか注意が必要です。まず挿し木は発根するまでに枝が動くと根の成長が止まったり発根しにくくなったりします。ハイドロボールに根が無い枝を挿すと固定しにくいので注意が必要です。

 

また、挿し木にはきれいな水が必要です。ハイドロボールは保水性があるため、水が残った状態で新たに水を足してしまうと根腐れすることがあります。水が無くなって2~3日経ってから水を足してください。発根して新芽が伸びてきたら根腐れ防止剤を入れた通常のハイドロカルチャーに植え替えて楽しむことができます。

【まとめ】

カポックの挿し木をする時期としては5月~6月頃が良いと言われています。発根するまでは肥料は与えないことと枝を動かさないことがポイントです。水に栄養分が含まれていると切り口から腐ってしまうことがあるので肥料は与えません。

 

また、挿し木にした枝を動かしてしまうと発根しなかったり根の成長が止まってしまったりすることがあるので気を付けましょう。しっかり根が出て新芽が伸びてきたら通常の株と同じように土に植えたりハイドロカルチャーとして楽しんだりすることができます。