クロサンドラは、葉っぱに光沢があり初夏から秋にかけてオレンジ色や黄色のひらひらとした花を咲かせる熱帯植物です。

庭に植えるのはもちろんのこと、草丈が低く鉢植えにも向いていて、長く花を楽しめる人気のあるお花です。

クロサンドラの増やし方に挿し木で増やす方法があります。

 

今回は、クロサンドラを挿し木する時のコツや失敗しない方法をお教えします!

クロサンドラ 挿し木 方法

【クロサンドラを挿し木する時の失敗しない方法とは?】

クロサンドラは挿し木で増やすことが出来ます。また、株を更新する目的で1~2年に1回挿し木をすると良いでしょう。

 

挿し木作業をするのに最適な時期は、5月~9月です。

茎を先端から3節くらい枝を切り、切り口から出てくる白い液はきれいに洗い流しましょう。

また、大きな葉っぱは先から1/3くらいを切り落とします。

葉っぱを切るのは、葉の面積を小さくして気化する水分を少なくし、その分根の方に十分水分を行き渡らせることでは根を出やすくする為なのです。

 

用土は赤玉土や湿らせたバーミキュライトなどの清潔な用土を使用して苗床を作ります。切り口をきれいにしたり清潔な用土を使用するのは、挿し木は茎を切ることで弱くなり病気や害虫に侵されやすい状態だからです。ですから、挿し木をするときは清潔にすることが失敗しないコツです!

 

苗床に挿したら葉っぱがでるまでは日陰の暖かい場所で管理して乾燥しないようにこまめに水を与えます。挿し木をした後、1週間~2週間ほどで根が出てきます。

葉っぱが出てきたら鉢に植え替えましょう。植え替える時の鉢は苗より一回り大きな鉢で、鉢底に網を敷き、その上に軽石を3㎝ほど入れます。軽石の上に赤玉土と腐葉土を7:3の割合で混ぜた土を入れ、挿し木した苗を植えます。

庭に植え替える場合は、土を15~20㎝ほど掘り起こし、その土に腐葉土を3割ほど混ぜた土を用土として使用し挿し木した苗を植えます。

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秋ごろ挿し木したものは寒くなってきたら室内で管理しましょう。

クロサンドラは寒さに弱く、8℃以下になると枯れてしまいます。

ですから11月頃からは室内の日当たりの良い10℃以上を保てる場所で管理することがコツです。

水を与えすぎると根腐れを起こしてしまうので、土の表面が乾いたら水やりをするようにしましょう。

【まとめ】

クロサンドラの挿し木の方法は、ポイントさえ押さえていればそんなに難しくはありません。挿し木作業をするときに清潔にして、水のあげすぎと寒さ対策に気を付けてクロサンドラを挿し木で増やしてみてくださいね。