花数が多く、期間も長く楽しめるように改良されたミニシクラメン「チモ」
今回はチモの育て方と夏越しの方法をご紹介します。

ミニシクラメンの品種「チモ」の育て方

シクラメン チモ 育て方

チモの育て方をご紹介します。
ほとんどが通常のシクラメンと同じですが、寒さに弱いことから置く場所に注意が必要となります。

・チモを置く場所
日当たりが良く風通しの良い場所だとチモは元気に育ちます。
室内の場合は窓際や玄関が良いでしょう。
日に向かって葉を伸ばそうとするので偏って育たないように適度に鉢を回転させてあげましょう。
外に置く場合は気温が5度以下にならないように注意をしましょう。

・チモの水やり
シクラメンはチモに限らず湿気が苦手な為、土は水はけのよいものを使いましょう。
当然水のあげすぎも根腐れを引き起こしてしまいます。
チモを購入、または植え替えをした際は鉢底から水が流れ落ちるまでたっぷりと与えましょう。
2回目以降は土が乾いている時に水やりを行います。
葉っぱを触ってみて柔らかくなっている時も水やりのサインです。

・チモの肥料
チモは栄養過多だと弱ってしまうので、肥料は少量を与えましょう。
購入した時よりも茎が細くなっている場合や花や葉の色が薄くなっている時は液体肥料を週に1回程度、様子を見ながら与えましょう。

・チモのお手入れ
病害虫の原因となりますので咲き終わった花殻や枯れた葉はこまめに除去しましょう。
かわいそうに思えますが、根元から引っ張って抜いてしまいましょう。その際に茎を傷つけないように必ず片方の手で支えてください。
枯れた花を抜くことは新しい花を咲かせる事に繋がります。
チモを長く楽しむためにもしっかりお手入れをしてあげてください。

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花を長く楽しめるシクラメンの「チモ」夏越しはできるのか

夏越しが難しいシクラメン。
しかしチモは通常のシクラメンと比べて夏越しが容易になるように改良されています。

とはいえ冬場と同じように窓辺に置いたままにしておくと直射日光がジリジリとチモを蝕んで枯れてしまいます。

・チモの夏越しの方法
気温が暑くなって葉っぱが減ってきたら休眠させてあげましょう。
徐々に気温が上がってくる5月ごろから肥料はストップ。水やりも頻度を落としましょう。
6月ごろには自然と花と葉っぱが無くなります。
残ってる葉っぱを全てむしり、水きりをします。
可哀想だと思って水をあげていると腐りやすくなるので水は一切与えないでください。

カラカラの状態になりますが、眠っている状態なので心配はいりません。
枯らさないように風通しの良い日陰に置いてください。

涼しくなる一歩前(9月中旬ごろ)に植え替えを行い、新たな葉っぱが出てくるのを待ちます。
葉っぱが出たら夏越しは成功です。

2年目、3年目のチモを楽しみましょう。

まとめ

休眠させないで通常通り水やりを行う方法もありますが、暑い時期は弱りやすいので休眠をさせた方が夏を越せる確率は上がります。

中途半端に水をあげるのが一番よくないので、どちらにするかしっかりと考えたうえで行いましょう。