香り豊かなサフランの香り。旧約聖書に「芳香を放つハーブ」と記されているほど、昔から親しまれてきました。
サフランの香りには、どんな効果があるのか調べてみました。
サフランの香りの成分は?
香りの主成分は、「サフラナール」という成分です。ピクロクロシンという成分が、加水分解されて「サフラナール」という芳香性の成分に変わります。
香辛料として使うと、口に残る独特の香りがあります。刺激と苦みがありますが、芳しい風味もあります。
魚や貝と相性が良く、ブイヤベースなどの魚介料理に使われます。
おしべから主に出る香りの成分は、フェニルエチルアルコールとフェニルアセタルデヒドで、バラに似た成分を持っています。
サフランの香りの効果は?
体を温め、発汗を促す作用があるため、女性特有の症状に効果があります。生理不順、生理痛、更年期の症状、PMS(月経前症候群)の緩和、に効果的です。
そのほか、うつ病、ヒステリーなどの神経的な症状にも効果的です。
花全体から出る香りからは、高い抗酸化効果やストレスを軽減する効果もあります。香辛料としての効果は、魚介の臭みを消してくれる効果があります。
また、クロシンという成分の作用により、記憶力がアップする効果もあります。
勉強するときに、サフランの香りをかいでから、勉強するといつもより勉強がはかどるかもしれません。
また、物忘れが気になる世代の人にも、オススメです。しかし、気を付けなければ副作用があります。
のぼせ、ほてり、不眠になるなどの副作用があります。1日の摂取量の目安としては、0,1~0.3グラムほどと言われています。
まとめ
サフランの香り豊かな成分は、「サフラナール」という成分でした。めしべを除いた花全体の香りの成分は、バラに似た成分があります。
バラに似た香りだと、良い匂いがしそうですね。また、香りの効果も様々で、特に女性特有の症状に効果的ということがわかりました。
女性にとっては、嬉しいですね。
アロマオイルとして使ったり、サフランティにして飲んで、香りや味を楽しんでみてもいいかもしれません。
ただし、月経を促す作用が強いため、妊娠中は避けた方がいいとされているので、気をつけましょう。