サフランの花は、8月頃植えると10月~12月頃に花が咲きます。薄紫色のキレイな花が咲いたあと、めしべを収穫して香辛料として使うことができます。
どのタイミングで収穫するといいのでしょうか。
サフランの収穫の時期は?
サフランの本場では、花を摘み取るのは9月下旬~12月下旬に行われます。サフランの開花時期は、15日~20日程度なので、収穫期には早朝から行います。
花が満開になる時期に、一斉に行われます。1キロのサフランを作るのに必要な時間は、40時間もの長い時間が必要なので、収穫期には大変な忙しさです。
日本のサフランの産地、大分県竹田市では、10月下旬~11月上旬に行われます。
室内で花を咲かせるので、高品質のサフランができます。
この方法は、竹田市から出来たもので、世界的にも珍しい方法となっています。
サフランは、乾燥した地域の植物なので、夏場に雨の多い日本では栽培が難しいと言われていたのですが、この方法を取ることで日本でも栽培が可能になりました。
サフランの収穫のタイミングは?
花が咲いたらすぐ収穫します。
花が咲いて、長く経ってしまうと花粉が付いて、品質が落ちるので、つぼみの頃に花ごと採ってしまいます。
そして、採ったその日に、めしべを取ります。翌日なってしまうと、しおれてしまいめしべが取りにくくなってしまうからです。
花を開き、黄色い部分が残らない様に、めしべだけを取るのですが、慣れていないと、難しい作業なので、熟練した技が必要です。
日本では、めしべの黄色い花柱は取り除いて、紅色の花柱だけを取りますが、海外では黄色の花柱をつけたままのものもあります。
紅色の花柱だけか、黄色の花柱も混ざっているのかで、サフランの品質のランクも変わってきます。
紅色の花柱だけのものが一番いいランクで、黄色の花柱の混ざる量でランクが下がっていきます。
まとめ
サフランの収穫は、花が咲く10月~12月にかけて行われます。花の咲いている時期に一斉に摘み取り、その日のうちにめしべを取らなければなりません。
その作業は手作業のため、大変な重労働で、多くの人でも必要です。そういった手間暇をかけて、サフランができているのですね。