香辛料として有名なサフラン。中には、花を楽しむ観賞用サフランもあります。サフランの花は、いつ頃咲くのでしょうか。調べてみました。
サフランの開花時期は?
サフランの花は、秋です。紫色の花で、花びらは6枚、おしべは3本、めしべは1本です。
めしべは赤い色をしています。草丈は、20~30センチ。1株に4つほど花を付けます。春に咲く、クロッカスの仲間です。
名前の由来は、アラビア語の「ザアファラーン」に由来しています。
サフランは、日当たりのいい場所を好み、高温多湿が苦手です。
日当たりが悪いと、花が咲かないことがあります。また、耐寒性に強いので冬場も外で大丈夫です。
サフランの花言葉は、「陽気」「喜び」「歓喜」で、お祝いごとがあったときなどに贈る花に向いています。
サフランは、紀元前から世界各地で香辛料・香料・染料・薬用として使われていました。古代ギリシアでは、王族だけが使用できるロイヤルカラ―として使われていたこともあります。
日本では、江戸時代に薬として伝わりました。
サフランには、3種類あります。
薬用サフラン、観賞用サフラン、イヌサフランです。
・薬用サフラン
香辛料や生薬として使われるサフランです。
1本だけあるめしべを、乾燥させて作ります。1グラムの香辛料を作るのに、160個もの花が必要になり、大変高価な香辛料です。
生薬としては、「番紅花」と呼ばれ、鎮静・鎮痛・通経作用があります。
動物を使った実験では、サフランに含まれる「クロシン」の成分を摂ることによって、大腸がんの予防に効果があるとされています。
・観賞用サフラン
花の色がとても綺麗なのが特徴で、白・黄色・薄紫・紅紫などがあります。
・イヌサフラン
サフランと名前が付いてはいますが、全く別の分類の植物で毒性があります。
まとめ
香辛料として有名なサフランですが、花はキレイな紫色をしていて、秋頃に咲くことがわかりました。
また、3種類あって、中には毒を持ったサフランに似た植物があることもわかりました。
サフランは、寒さに強く、日本の冬にも耐えられる強さを持っているので、育てやすい花とも言えるでしょう。