日本のラベンダー鑑賞スポットといえば、富良野のラベンダー畑が有名です。しかし実は関東エリアにも、ラベンダーを楽しむことのできる名所はいくつもあるのです。
ここでは、手軽に出かけることのできる関東のラベンダーの名所のうち、代表的な3か所を紹介することにします。
関東のラベンダーの名所
関東で最大規模のラベンダーの名所といえば、群馬県の「たんばらラベンダーパーク」でしょう。冬はスキー場として営業している場所に、5万株のラベンダーが植えられています。スキー場のゲレンデを使用しているため、リフトでいったん上まで登って、のんびりと斜面を下りながらラベンダーを見て歩くことも可能です。標高1,300mにあるため、夏でも涼しくて快適な気候。早咲きから遅咲きまでのさまざまな品種がバランス良く植えられていて鑑賞可能な期間も長いうえ、珍しい高山植物なども一緒に見ることができます。ラベンダーの摘み取り体験といったイベントや、幼い子ども向けの遊具なども準備されているので、家族連れで行っても十分楽しめます。
富士山とラベンダー畑を同時に眺めることのできる山梨県の河口湖畔も人気のあるスポットです。ここでは湖畔のふたつの公園をメイン会場として、毎年「河口湖ハーブフェスティバル」が開かれ、たくさんのお客でにぎわいます。
毎年7月の第1土曜日には花火大会も開催されています。昼間ラベンダーを楽しんで、夜は花火大会というのも素敵です。
神奈川県足柄市の松田山の南側山腹には松田山ハーブ園があります。天気が良いと富士山や箱根山、そして相模湾を臨むことができる、絶景スポットにあります。ミント、セージ、ローズマリーなど181種類、17,000本のさまざまなハーブが植えられていて、季節ごとにさまざまな表情を楽しむことができるハーブ園です。
6月はラベンダーの最盛期です。この時期に開催されるハーブフェスティバルでは、リースづくりや摘み取りなどの体験など、ラベンダーに関係したイベントも開かれています。
関東のラベンダーの開花時期
関東でラベンダーを楽しむことのできる時期は、実は以外と長いのです。植えている場所や品種の関係で、4月ごろから8月ごろまで、どこかのスポットが見ごろを迎えています。
「たんばらラベンダーパーク」のラベンダーの最盛期は7月中旬から8月中旬です。少し遅めなのは、この公園が標高の高い場所にあるからです。
「河口湖ハーブフェスティバル」は、毎年6月中旬から7月半ばに開催されます。今年(2018年)は2018年6月15日から7月8日(一部会場は7月16日)まででした。
「松田山ハーブガーデン」のラベンダーは、早咲きの品種があわせて植えられていることもあって、4月中旬から7月中旬まで、長期間楽しめます。
【まとめ】
関東のラベンダーの名所のうち最も代表的な3か所を紹介しました。身近でラベンダーの楽しめる場所は、もちろんこの3か所だけに限りません。ていねいに探せば、関東にもラベンダー園がいくつもあることに気づくことができます。