冬の寒い時期に可憐な花を咲かせる水仙。厳しい寒さの中で咲き誇る姿は、わたしたちをほっと和ませてくれます。実は日本には、水仙の群生地がたくさんあるのですが、今回は関東近辺でキレイな水仙を見ることができる名所をいくつかご紹介していきたいと思います。
関東で水仙が見られる名所
[をくづれ水仙郷(千葉県鋸南町)]
千葉県の南西部、佐久間ダムから北側の大崩地区にまたがる水仙郷。「日本三大水仙群生地」にも数えられる名所で、およそ6000万本もの水仙が植えられています。散策にも最適で、開花の時期に合わせて開催される「水仙まつり」期間中はライトアップもおこなわれます。
[爪木崎(静岡県下田市)]
静岡県の須崎半島の先端に位置する爪木崎には、野水仙の群生地があります。1月から2月ごろに、およそ300万本の水仙がいっせいに花開きます。眼下に見える青い海と真っ白な水仙の花が織り成す景色は圧巻です。こちらでも開花時期に「水仙まつり」がおこなわれています。
[幸手・権現堂堤(埼玉県幸手市)]
幸手市の権現堂公園は桜の名所として有名ですが、近年地元の人たちの手によって水仙が少しずつ植えられ、現在は60万本にもなりました。権現堂堤の遊歩道を歩くと、道沿いの斜面いっぱいに水仙が咲き誇っているのを見ることができます。
[信州国際音楽村公園(長野県上田市)]
上田市の信州国際音楽村公園には、約3000平方メートルという広大な敷地に、およそ10万本の黄色い水仙が植えられています。満開の時期は、まるで黄色のじゅうたんが敷かれているようです。また、あまり長くはありませんが、桜と水仙の開花時期が重なる時期もあり、お花見にはもってこいです。
[葛西臨海公園(東京都江戸川区)]
葛西臨海公園のシンボル・大観覧車の真下には、20万本もの水仙が植えられており、毎年花の時期になると、甘い香りを漂わせます。大観覧車と水仙の組み合わせがとてもフォトジェニックです。夜になるとライトアップもおこなわれており、閉園まで水仙を楽しむことができます。
【まとめ】
関東近辺の水仙が楽しめるおすすめスポットをご紹介しました。水仙の花が咲く時期は1年でもっとも寒い時期ですが、思い切って水仙見物に出かけてみましょう。目の前に広がる絶景に、寒さも吹き飛ぶことまちがいなしです。