カンナには様々な品種がありますが、ここ最近、流行しているカンナは耐寒性があり、しっかり管理すれば冬越しができます。
そこで、カンナの球根の冬越しの方法についてご紹介します。適切に管理すれば失敗せずにカンナを冬越しさせることができますよ。
カンナの球根の冬越し方法!失敗させない為の注意点と管理のポイント!
カンナの球根の冬越しには、大きく分けると二つの方法があります。球根を掘り上げる方法と、球根を掘り上げずにそのままの状態で冬越しさせる方法です。どちらにするかは、住んでいる地域が暖かい地域か、寒い地域かなどにもよります。それぞれ冬越しを失敗させないように管理するには注意点もあります。
まず、球根を掘り上げて冬越しさせる方法は、2日から3日晴天が続いた後に球根の掘り上げを行ってください。そして、球根を発泡スチロールの中に入れてこの状態で冬越しさせます。発砲スチロールには、湿らせたオガクズか、または湿らせたピートモスを入れて、その中に球根を埋もれさせて貯蔵するようにして管理してください。
冬越しを失敗させない為の注意点は、気温が10℃以上にならないようにすることです。10℃を超えてしまうと、カンナの発芽が促されてしまい芽が顔を出してしまいます。カンナを掘り上げずにそのままの状態で冬越しさせる場合は、鉢植えなら屋内に移動させて、気温が5℃以下にならないように注意します。
カンナの球根を冬越しさせるには、凍らせないように管理させることが重要です。かといっても、10℃以上の気温では、芽が生長してしまう可能性があるので暖かすぎても良くありません。水やりは、土の表面が乾いてから行い、乾燥させすぎないようにします。ひどく乾燥させると生育不良を招きます。
地植えの場合は、球根の上の土をだいたい10cmほど盛り土にして、凍るのを防いで冬越しさせます。こうすれば、地表の4~5cm程度凍っても、球根まで凍ることはないです。もしくは、腐葉土などを土の上にかぶせておけば、地表が凍っても球根まで凍ることはないので冬越しさせることができます。
地植えしたカンナの場合は、水やりは必要ありません。よっぽど乾燥していない限りは水やりはいりません。こうして、冬越しさせがカンナの球根は、次の年を迎えたら鉢植えや地面に植え替えて、また育てていけば夏に良い花を咲かせてくれます。
まとめ
カンナの球根は、0℃以下の氷点下になると枯れてしまいます。特に寒い地域で地植えをしている場合は十分注意してください。では、カンナの球根の冬越しの方法について、大切なポイントをまとめました。
・発砲スチロールに、湿らせたオガクズかまたはピートモスを入れて、その中に球根を埋もれさせて冬越しさせる
・気温が10℃以上になると発芽してしまうので注意する
・気温が5℃以下にならないようにする
・球根を掘り上げない場合は、10cmほど盛り土にして、凍るのを防いで冬越しさせる
・地植えしたカンナの水やりは必要なし
カンナの球根を無事に冬越しさせて、春になったら新たな発芽をさせて、大切に育てたカンナの命をつないでいきましょう!