春になると、白や黄色、ピンクにオレンジなどがまとまって咲き出すマーガレット。しかし、冬を上手く越せずに次の年には咲かなかったりします。本来、多年草であるマーガレットを毎年咲かせるには、どのような冬越しの方法が良いのか、知ることが大切になります。

 

マーガレットの冬越し方法とは。切り戻し選定が必須!

マーガレット 冬越し 方法

マーガレットは高温多湿に弱く、寒さに弱い性質です。霜に当たれば、たちまち枯れてしまう繊細な花と言えます。できれば地植えは避け、鉢植えにして霜や寒風に当らない軒下か、日当たりの良い室内で管理をしましょう。暖房の風が直接当たらないように工夫し、5度を下回らないように注意します。

寒い地域では、戸外で管理する場合は、防寒が必要です。そのやり方とは、株元に腐葉土などを厚くかぶせてしまいます。寒さがやってくる前に、まわりの土ごと株を掘り上げ、移し替えてしまいます。霜や凍結、寒風などを避けられる場所へ移動させて管理します。

冬は土が乾きにくいので、水やりの頻度は控えめにしましょう。この時、花や蕾に水が当たらないように注意して下さい。水に当たると花がしぼんでしまいます。株元に鉢底から水がしみ出すまでたっぷりと水をあげましょう。水やりを行うときはしっかりとあげて下さい。「控えめ」とは、回数のことで、一度にあげる量は変わりません。

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冬越しをするために、切り戻し剪定を行います。その方法とは、枝を半分くらいまで切ってしまいます。できれば葉を少し残しておいた方が良いでしょう。咲いた時の状態を考えるなら、アーチ状に切り、こんもり型にしてみるのも楽しいですね。この作業は9月~10月上旬までに行います。それ以降は開花の時期に影響が出てしまいます。

切り取った枝は、挿し木として使用しましょう。挿し木の仕方は、芽の先端を10cmほどの長さに切り、3枚~4枚ほど葉を残して、後の下葉は取り除きます。水を入れた容器に2時間くらい切った枝をつけておき、その後、少し湿らせた土に挿して乾燥させないように注意し、日陰で管理します。

 

まとめ

日本の環境では難しい植物ですが、冬越しを上手にできれば、寒冷地では、3月~11月まで、長く花を楽しむ事が出来ます。マーガレットの冬越しの方法と管理を正しく行い、毎年咲かせて行きたいですね。