別名を「ヤマトナデシコ」と呼ばれるカワラナデシコ。その名のイメージ通りの可憐な花も、冬越しの時期が近づいてきました。今から冬の準備に備えて冬越しやお手入れ方法を見ていきたいと思います。

 

カワラナデシコの冬越しとお手入れの方法について。霜よけ対策が必須!

カワラナデシコ 冬

カワラナデシコは他の植物と同じように日照を好む多年性植物です。日当良好はもちろん、水はけや風通しの三つ全てが良い環境の場所を選んで植え付けましょう。それだけで多少放置していても育ってくれる丈夫な花です。最低でも一日の半分以上は日光浴をさせてあげましょう。

花の開花時期は地域にもよりますが、6月~9月頃まで清楚で美しい花を咲かせます。耐暑性にはやや弱く(品種によって強いのもあります。)、耐寒性には強い植物です。しかし、凍結などがある寒冷地では注意が必要です。また、霜にずっと当たってしまうと地上部が枯れてしまいますので、庭植えなどは霜よけの対策が必須になります。

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霜よけの方法ですが、根元を保温材で覆うことを「マルチング」と言います。ビニールや敷き藁などを使用するのが一般的です。適当なものがなければ、落ち葉などを事前に集めておくのも良いでしょう。また、特に寒さが厳しい場所以外でしたら、カゴ状のものなども利用できます。通気性もよく以外に霜よけにもなり、見た目的にもすっきりして見栄えが良いそうです。

鉢植えで育てる場合は、凍結しない場所へ移動させましょう。種や品種にもよりますが、株が古くなってくると耐性も弱くなるので注意しましょう。

また、夏越しや冬越しのための切り戻し作業が必要です。6月の梅雨時と開花が完全に終わった後に切り戻しを行います。通気性良くしておきましょう。草丈の長いものは花が終わった茎から順次株元から切り落とします。短いものは花が終わる少し前に茎の半分の高さで切り落とします。これだけで花付きがだいぶ変わります。

 

まとめ

カワラナデシコの冬越しは正しい方法で行いましょう。耐性が強くても霜よけ対策など注意深く観察し、適切に対処していくことが大事です。また、花後の切り戻し作業はその後の花付きにも影響を及ぼすので、上手に冬を越せるように行っていきたいですね。