楚々とした可憐な花を咲かせるカワラナデシコ。その名前の通り河原や水辺近く、山里などで見かけるのはピンクや淡い紫がほとんどです。実際のところどれくらいの種類があるのでしょうか。

 

カワラナデシコの花色について

カワラナデシコ 花 色

「ナデシコ」という名前は本来、世界で約300種類あるといわれるナデシコ科、ナデシコ属の植物の総称です。日本国内では「ナデシコ」と言うと、カワラナデシコを指しています。一般に秋の七草の一つとして呼ばれる「ナデシコ」もカワラナデシコの事だといいます。

カワラナデシコの自生種の花色はあまり多くありません。薄紫色、淡いピンク、白色になります。

栽培した種で育てた花は親と異なる花色が出ることも珍しくありません。同じ色で統一させたい場合は、園芸店などで種を購入して蒔いた方が確実です。

カワラナデシコの花言葉で代表されるのが「大胆」「才能」「純愛」などです。花色にもそれぞれ花言葉があります。ピンクは「純粋な愛」、白は「才能」「器用」、赤色は「純愛」といったように色のイメージからか、いろいろな花言葉が付けられています。

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カワラナデシコの花色の種類は?

カワラナデシコの品種で[サカタのタネ]から「ミーティアシリーズ」が出ています。こちらは草丈が80cmと高く、茎が硬いという特徴があります。切り花に向いています。花色は薄桃色、純白、濃桃色があります。

同じく[サカタのタネ]から出ている「フォトシリーズ」は、四季咲きで種まきから80日で開花する特性があります。草丈80cmで切り花にも向いている種類です。花色は桃色、桃赤色、白があります。

もう一つ[サカタのタネ]から、「べルフィーシリーズ」があります。こちらも四季咲きで、側枝(そくし)と言って主枝から出るわき枝と開花が早いという特徴があります。花径は約4cmとなります。花色は珍しい色で、濃いサーモン、花弁のふちの部分が紫で中央が濃くなっているもの、白から美桃色へ変わり咲きするものなど花色が豊富です。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。カワラナデシコの本来のもつ清楚で可憐なイメージの淡い花色は心を落ち着かせてくれます。また、品種改良されたものも、お庭を華やかにしてくれますね。それぞれ別々に植えて異なる趣を楽しむのも良いのではないでしょうか。