気がつくと河原や野辺に咲いているカワラナデシコ。可憐な花は風に吹かれながらしっかり根付いているようです。今回は、この花の特徴や開花時期について見ていきましょう。

 

カワラナデシコ特徴について。開花する時期はいつ?

カワラナデシコ 花 時期

日本の原種の一つであるカワラナデシコは、別名を「ヤマドナデシコ(大和撫子)」や「ナデシコ(撫子)」とも呼ばれています。古くからある植物で万葉集には26首の歌が詠まれています。また、秋の七草としても知られている花です。

カワラナデシコは耐寒性、耐暑性ともあるので管理をしっかり行うことでわりと丈夫に育ちます。一度地上部を枯らしても地下部で栄養を蓄積し、再び葉を出す性質をもつ多年草(宿根草)です。病害虫などの発生はほとんどなく、ガーデニング初心者でも育てやすいのではないでしょうか。

草丈は30cm~60cmもしくは80cmに成長するものもあります。花径は3cm~4cmで、ピンクや白、紫色の花を咲かせます。栽培する場所は日当たり、水はけ、風通しの全てが良いところを選びましょう。花壇、プランター、鉢のいずれも良く育ちます。茎がわりとしっかりしているので切り花としても楽しめます。

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種まきの時期は、寒冷地なら春まきの3月~4月、暖かい地域なら秋まきの9月~10月が最適です。発芽温度は20度~25度で、箱まきかポットまきにします。また、挿し芽や株分けで増やすことも出来ます。

育てた花から採取した種からは、親と異なる花が咲くことがあります。同じものだけで統一したいのであれば、市販の種を利用しましょう。(ただし、市販は花色の混合が多く出回っています。)

カワラナデシコの開花時期は、地域によって多少の差異がありますが、通常ですと6月~9月頃となります。

株は古くなると生育が悪くなりますので、挿し芽や株分けなどをして、2,3年に一度の目安で株の更新をしましょう。

 

まとめ

カワラナデシコの開花時期まで正しく上手に管理を行えば、丈夫に育てることが出来ます。また、株の寿命が3年くらいなので、株の更新をすることも忘れず行いましょう。見頃の季節には可憐な可愛らしい花を見られるようにしたいですね。