カンナの花は、最近色んな品種が流通するようになってきて、ガーデニングの観賞用として育てる方が増えています。花は季節を感じさせてくれますが、カンナの花も、また夏がやってきたとしみじみ思うほど、トロピカルな花と大柄の元気な葉っぱを咲かせます。
そこで、カンナの花の咲く時期を中心にカンナについてご紹介します。
カンナの花が咲く季節はいつ頃?カンナの花咲く時期!
カンナは、カンナ属に分類される植物の総称です。現在、カンナの品種は1,000以上もあり、これらのカンナは、系統などの区別がなく観賞用として楽しむ「ハナカン」の名で呼ばれることもあります。もともと、熱帯アメリカや南アメリカが原産で、その後品種改良されたカンナが多く出回って、江戸時代に日本に渡ってきました。
カンナは球根植物で、見た目がショウガのような形をしています。カンナの球根は、分球することで増やすことが可能で、育て方の難易度が低めであることから、初心者の方でも初の栽培に挑戦しやすい品種です。
カンナの花が咲く時期は、7月~10月頃です。季節は、夏から秋にかけてです。植え付けは、この時期の開花に合わせて4月の中旬頃に行います。カンナの花の色は、オレンジが主流ですが、今は、赤や白、ピンク系や黄色、そして斑状になった色など種類が豊富です。
カンナは、花と同様に葉っぱも魅力の一つで、こちらも銅葉から斑入りまで、観賞価値の高い品種もあります。草丈も種類によって異なり、1m~2mの大柄のカンナもあれば、40cm~60cm程度の矮性種のカンナもあります。大柄なカンナは、花が咲くと見事なほど大きく生長し、ダイナミックで見応えがあるまでに生長します。
カンナは、熱帯地域で自生する花なので、暑さには強く直射日光を浴び続けても葉焼けを起こすことなく、疲れを見せずにどんどん花を咲かせます。逆に、カンナは、日光を浴びなければ元気に育ちません。基本的に肥料は必要なく日光によく当たっていれば、次から次へと花を咲かせていきますが、長期間花を咲かせる場合は、肥料が必要です。
月に2回ほど水をやる代わりに肥料を与えれば、長く花を楽しむことができます。暑さに強いカンナは、逆に、寒さや乾燥を苦手とする性質もあります。ただ、最近は、耐寒性のある種類のカンナも多く流通されるようになったので、冬越しすることもできます。
まとめ
カンナを育てるなら、花だけではなくぜひ葉っぱにも注目してください。花に負けず劣らず美しく、色もオレンジが混じっている色や、シックな色までバラエティに富んでいるのでガーデニングが楽しくなります。では、カンナの花の咲く時期についておさらいしておきます。
・カンナの花が咲く時期は、7月~10月頃
・季節は、夏から秋にかけて
・植え付けは、4月の中旬頃
・草丈は、1m~2mの大柄のカンナもあれば、40cm~60cm程度の矮性種のカンナもある
・長期間花を咲かせる場合は、月に2回ほど水をやる代わりに肥料を与える
・耐寒性のある種類は、冬越しもできる
カンナは、花と葉っぱのダブルで楽しめる花です。お庭に植える場合、ガーデニングのワンポイントとして飾っても良し、お庭の主役級として観賞するのもおすすめです。