新緑の5月~6月にかけて、紫色の花を咲かせるカキツバタ。とても丈夫な花なので、2~3年に1度くらいに植え替えや、株分けをします。ただし、鉢植えでは、花が終わった後に毎年行ないます。ここでは、株分けの方法とコツなどを見ていきます。
【カキツバタの株分けのタイミングや方法について】
カキツバタは、湿地を好む多年草の水生植物です。5月~6月には見頃を迎え、真夏と冬には休眠をします。品種によっては、秋にも咲く二季咲きや5月~11月頃にかけて不定期に咲く、四季咲きなどがあります。
カキツバタと言えば、青紫が主流ですが、白や斑入りなど珍しい色の品種などもあります。こちらは地植えよりも、鉢植え栽培が適しているようです。
では、それぞれの株分けについてですが、鉢植えの場合は、毎年花が咲き終わったあと、植え替えと同じタイミングで株分けをします。だいたい6月~7月が適期になります。夏の暑い時期での株分けは、球根が弱ってしまうので注意しましょう。
方法としては、鉢から株を抜き取って、2,3芽がつくように根を分けていきます。葉は半分くらいでカットします。
地植えでは、花付きが悪くなったと感じたら、根詰まりのサインなので、株分けや植え替えをしましょう。花が終わった直後に行うのが適切です。
通常2,3年に一度の割合で植え替えを兼ねて株分けも行います。その方法とは、根を掘り出して土を落としていき、株から新芽が出ていたら、芽の部分を切らないように株分けをします。もし株をたくさん増やすのであれば、1芽ずつ分けることも出来ます。
分けた株はそれぞれ古い根茎を切り落としてしまいます。そのままにしておくと、腐る原因になってしまいます。葉と根も半分くらい切り落とします。
長い葉を切り落とす理由は、株分け後の余分な水分蒸発をさせないため、また、鉢植えの場合は風などで鉢が倒れてしまうのを防ぐためです。
【まとめ】
いかがでしたでしょうか。カキツバタの株分けは、花が終わった直後に行うのが適切なタイミングだという事がわかりました。その方法とコツを行う事の意味を理解し、毎年咲いてくれる事を願いながら大事に見守って行きたいですね。