せっかく大切に育てているカサブランカの葉が枯れてしまうという症状が現れることがあります。葉が枯れる原因にはいくつか理由があります。今回はカサブランカの葉が枯れる原因や対策法についてご紹介します。
カサブランカの葉が枯れる原因と対策法とは
カサブランカが病気に罹ると葉に症状が現れることが多く、葉が枯れてしまう病気はいくつかあります。
まず葉に黄褐色の斑点ができ始め、葉がすべて枯れ落ちてしまう葉枯れ病があります。カビの一種である菌が原因で梅雨時期や水はけが悪いと発病しやすいので、対策方法としては通気性の良い環境を整えてあげることです。葉が混み合っている場所は風通しが良くなるように管理します。雨水の跳ね返りも原因の一つになるので、株元に敷き藁など敷いて予防しましょう。生育初期から定期的に薬剤を散布するのも効果的です。
他にも、同じようにカビ菌が原因の立ち枯れ病があります。症状も葉枯れ病と似ていますが、違う種類のカビ菌で、こちらの場合は肥料過多が原因で発病している可能性もあります。肥料を与えすぎていないか見直しましょう。
カサブランカが病気にならないための対策方法として、アブラムシが原因で感染することが多いのでアブラムシからカサブランカを守ることが効果的です。アブラムシを予防するためには、カサブランカの芽が伸び始めた時期に、浸透性のある殺虫剤を株の周りに散布しましょう。月に1回ごと定期的に散布すると効果的です。それでももしアブラムシがついているのを発見した場合は、すぐに取り除くか殺虫剤などを使いましょう。
また他の方法として、信頼できる園芸店から元気な球根を購入すること、連作障害を予防するために新しい場所で植え付けることなどが挙げられます。
【まとめ】
カサブランカは観賞用の花なのでできれば薬剤などを使ってしっかり予防することが一番の対策でしょう。また常に葉をチェックする習慣をつけると初期症状で病気を発見することが出来ます。また栄養をたくさん蓄えた元気なカサブランカは強く、病気に罹りにくいのでまずは環境を整えてあげることも重要です。