順調に育っていたアネモネがある日、”葉が変色していた”なんて事はありませんか?枯れる原因はなぜなのか、また、その対策方法を見ていきましょう。
【アネモネの特徴から見る、葉の枯れる原因とは?】
せっかく育てていた植物が枯れてしまったら、がっかりしますよね。アネモネの特徴から、葉が枯れる原因として考えられる事をいくつかご紹介していきます。
「過湿になっていないか」。高温多湿を嫌う植物のため、過度に水やりをすれば、根腐れを起こしているか、葉が枯れる事もあります。鉢植えなら、表土が乾いてから!地植えなら、雨水だけで充分なので水やりは不要です。
「用土が酸性に傾いていないか」。PHは中性を好むアネモネは、用土が酸性傾向にある鹿沼土の使用は避けましょう。地植えの場合は、植え付け前に苦土石灰をまいて土壌改良をしておきましょう。
「ウィルス病に侵されていないか」。葉についたアブラムシがウィルス病を運んで来て、育ちが悪くなり枯れてしまう事もあります。アブラムシを取り除く時は、紙テープやクラフトテープなど粘着力が弱いものを使用しましょう。葉が傷まないように対処します。その他、殺虫効果のある薬剤を使用するのも良いでしょう。予防対策としては、日光浴と風通しを良くすることです。
「灰色カビ病に侵されていないか」。地上部のほとんどに発生します。最初はシミのような病斑ができ、どんどん拡大して枯れていくと、やがて腐敗して灰色っぽいカビに覆われていきます。発病した部分が枯れるため、花や葉も発生し生育に多大な影響を及ぼします。雨季の頃に発生しやすいので、風通しの良い場所におき、多湿状態になるのを防ぎます。対策法としては、発病してしまったら底の部分は切り落とし、薬剤散布をします。
「急激な気温の変化」なども、葉を傷める原因になります。アネモネは耐寒性に優れていますが、いきなり寒風にさらしたりしないように注意しましょう。
【まとめ】
ここまで、アネモネの葉の枯れる原因について見てきましたが、比較的病害虫の被害が少ないと言われるアネモネですが、多湿が原因で葉や球根自体に影響が出ることが多いようですね。特に雨季などは、こまめにチェックをして、対策と予防をしっかりと行い、育てる為の知識を持って、楽しいガーデンライフを送って行きましょう。