春に咲いた花もそろそろ終わりを迎えるアネモネ。翌年に向けて球根の植え替えをし、根待ちをしていたところ、白いカビが!なんて事がありますよね。そうなった原因を突き止め、失敗しないためにはどうすれば良いのでしょうか。

アネモネ 球根 カビ

【アネモネの球根にカビが!もう発芽は無理?カビの原因と対策方法は!?】

アネモネはキンポウゲ科で、乾燥球根です。キンポウゲ科の球根は、そのまま植え付けていきなり水やりをすると、組織が破壊され根腐れをおこします。その様な事を避けるために、掘り上げた球根はすぐに植え付けをせず仮植えをします。

 

仮植えの方法は、バーミキュライトを軽く湿らせて、その中に球根を埋めます。冷蔵庫や冷暗室などで、1週間くらいかけてゆっくり吸収させてから植え付けをします。ただし、これは気温が高い時期に植え付けを行った場合です。通常は涼しくなる10月頃が植え付けの適期になります。もう少し気温が低くなる11月頃の作業としては、仮植えはせず、そのまま植え付けてもかまいません。

 

球根にカビが生える原因としては、この時に使用するバーミキュライトを湿らせすぎたりすると、カビが発生する事があります。軽く湿らせたあとは固く絞るようにしましょう。

 

また、糸状菌というカビによって引き起こされる病気があります。株腐病(カブグサレビョウ)です。この病気にかかると発芽不良、腐敗、立枯れといった症状があらわれます。

 

予防としては、土壌改良が必須です。植え付けする土は、必ず新しい消毒した清潔な土を使用しましょう。水やりも、表面が乾いたらたっぷり水やりをし、それ以外は控える!を徹底しましょう。水のやりすぎは注意が必要です。

スポンサードリンク

もし球根にカビが生えた場合でも、発芽率は下がりますが、単独で球根を植え付けて、ベンレート水和剤(予防と治療に効果がある薬剤)という殺菌剤を施してから、植えてみても良いかもしれません。

 

カビの菌は一度発生してしまうと、水洗いでは落とすことが出来ません。球根内にすでに入り込んでいて蔓延している可能性もあるので、リスクを避けるなら、カビの生えた球根は破棄してしまいましょう。

【まとめ】

アネモネの球根にカビが生えてしまう原因とは、給水作業を正しく行えていなかった事だと分かりました。カビが原因で病気になることもあるので、特に水やりなどは注意が必要です。植え付けなどは土壌の状態から注意をし、失敗を繰り返さず上手に育てて行きましょう。