落ち着いた青紫の花が、和の庭にピッタリの桔梗。

日本の秋の風物詩としても親しまれていますね。

育て方もそんなに難しくなく、1年で枯れてしまうことのない多年草ですから、初めての方もきっと大丈夫ですよ。

桔梗を鉢で育てる方法を簡単にご紹介します!

土作りについても触れているので参考にしてみてくださいね。

 

桔梗の鉢植えの育て方!

桔梗 鉢植え 育て方

桔梗は種からも育てることが出来ますが、乾燥するとうまく発芽しないのが難点です。

初心者の方は、ホームセンターや園芸店で根付きの苗を買ってきて、鉢に植える方法が確実で花も咲かせやすいですね。

 

苗を植える植木鉢は、最低でも15センチ以上のものを用意してください。

桔梗は乾燥に弱いので、小さすぎると水やりの回数が増えて手間も多くなり大変です。

植え付けする時は、風や日が当たらない場所で、根鉢と植木鉢の間の隙間が出来ないように棒などを使いつつきながら土をいれます。

落ち着いても、明るく風通しの良い日陰で管理します。

 

冬場は凍結に注意して防寒してあげると、耐寒性があるので冬越しできます。

土と一緒にゆっくりと効くタイプの肥料を混ぜておきましょう。

その後の追肥は、鉢植えなら花の時期に液体肥料を2週に1回くらいです。

苗の大きさに応じて、必要なら支柱も立ててあげると良いですね。

 

花が終わる頃(9月くらいから)、花がら摘みをしておきます。

花がら摘みは、花後に種子が育つのを防ぐためにしますが、これをせずに残したままだと結実のために株の栄養分が使われてしまい、翌年の開花が減少します。

一通り花が終われば、茎を株元から半分くらいの所で切り戻しましょう。

切り戻しをすることで、その下からわき芽が出てきてまた花を咲かせてくれます。

冬越し後は必要に応じて植え替え作業を行うと、元気な桔梗をみることができますよ。

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鉢植えのキキョウに水やりする時の注意点

桔梗の苗の植え付け後はしっかり水をやり、1週間ほどは直射日光や風が当たらない場所で管理します。

水やりは一年を通じて行う作業ですが、「土の表面が乾いたら与える」「朝方に済まし、日中は避ける」が基本です。

生育期の夏場は鉢が乾燥しやすいので、たっぷり与えます。

冬場も完全に土を乾かさないように、軽く湿る程度に時々は水やりしましょう。

 

水やりで起きやすいトラブルをいくつかあげてみます。

1.水やりが不足で乾燥している時の症状

・開花の期間が短く、すぐに散る

・株が小さく成長しない

・下の方から葉が落ちる

・葉が湾曲して黄色くなる

・葉が茶色になりカラカラになる

 

2.水をやりすぎて排水が悪い時の症状

・生育不良で株が弱々しい

・葉の一部が腐敗、上下の葉が同時に落ちる

・葉が黄色→茶色になる

・根が褐色になり、切れやすい

 

3.水がなかなか染み込まない時の症状

・表面の土が固まっている(スコップやフォークで水の通り道をつくるとよい)

 

桔梗の様子をよく観察しておけば、すぐに対処できますよね。

 

桔梗に合う鉢植え用土とは?

桔梗を植えるための土は、市販の培養土でもかまいません。

最初から植物が好む成分が配合されている土ですから、そのまま使って間違いなし!!です。

少々ガーデニングを経験している方は、自分で用土を組み合わせて土を作るのも良いですね。

赤玉土5:鹿沼土2:腐葉土3の割合で配合してみてください。

有機質を好む桔梗には腐葉土が会いますし、やや酸性の土が好きなので鹿沼土を混ぜることで土壌が酸性に傾いてくれます。

まとめ

桔梗はもともと丈夫な植物です。

ちょっとしたコツを覚えておけば、「枯らしてしまうかも・・・」という方も大丈夫!

チャレンジして、紫の美しい花を咲かせてみてください。