菊を育てるには、害虫駆除の問題は切り離せません。虫の中でも、多く菊につくのがアブラムシです。今回はアブラムシの駆除するための方法について紹介します。

菊に発生するアブラムシの駆除について

菊 アブラムシ 駆除

菊に発生するアブラムシとは?

アブラムシは吸汁性害虫で、菊の汁液を吸っています。単体ではさほど被害は大きくなりませんが、大量に発生すると生育不全をもたらします。

また、ウイルス病の仲介者となる事もあり、また排泄物の付着などによる汚れに警戒が必要です。その他の病気の原因となる事もあるので駆除が必要です。

アブラムシの発生時期は春先~秋後半で新芽や、花茎につくことがほとんどです。アブラムシは、大量発生していない限り、薬剤はよく効きます。

大量発生して密集すると油の幕の様なもので体を覆うので薬剤が効きにくくなります。

アブラムシが少しでも発生しないようにするには少しでも日当たりを良くして、風通しをよくする事が大切です。また肥料にはチッソの少ないものを使用していくのも一つの方法です。

少し変わった方法ですが、アブラムシは牛乳をかけると亡くなってしまいます。これは、牛乳のタンパク質が固まってアブラムシの気道を詰まらせるからです。

よく晴れた日の午前中に行うのがおすすめです。牛乳をかけた後に、水をかけて洗い流す必要があるので、牛乳によるアブラムシ駆除を行う予定があれば、水はあげないで下さい。

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ただし、この方法には欠点があります。まずは牛乳が乾くまでの匂いが気になります。その他に牛乳が乾燥すると、水をかけても葉から容易に落ちません。

こするなどの処置が必要です。洗い流すのが大変な上に、牛乳のカスが残ってしまうと腐敗やカビの原因にもなります。

菊についたアブラムシに効く農薬は?

牛乳スプレーは、薬害の問題は起きず、一時的にアブラムシを退治するには安全で有効ですが、効果な長続きしません。

アブラムシに有効な農薬は、アクタラ、オルトラン、ダントツ、マラソンなどがあります。農薬の使用時には必ずラベルを確認して地域の防除暦や、病害虫防除所等の指示に従ってください。

まとめ

薬を使わずにアブラムシを駆除するためには、牛乳の他にも多くの方法がありますが、虫対策に慣れていないのであれば、市販の農薬を使用してみてもいいでしょう。最近の農薬は収穫の前日に使用可能な安全性の高いものも増えているので、薬害に関してはさほど神経質になる必要はないようです。