ゴスペルとは英語で「福音」という意味です。福音とは、「良い知らせ」の事です。その名を付けられたバラがあります。ゴスペルを育てると何かいいことがあるのかもしれませんね。

今回は、バラのゴスペルの育て方について紹介します。

バラ ゴスペル 育て方

ゴスペルという名のバラ!どうやって育てるの?

ゴスペルはクォータロゼット咲きで、色はワインレッドで、その上大輪です。強いスパイシーな香りで2012年、ドイツで作出されました。樹形は、木立性で、鉢植えに向いていますが、地植えでも大丈夫です。四季咲きで10~12cmの花が咲きます。

 

ロゼット咲きは花ビラが放射状に伸びる咲き方で、クォータロゼット咲きはそれが4分割されている咲き方です。実際には厳密に4分割されているわけではありませんが、見た目に非常に豪華な感じがする咲き方です。

 

ゴスペルの苗を入手したらまずはたっぷりと水をあげて下さい。苗の葉の状態によっては、整枝後、込み合っている小枝や細い枝をカットします。苗から、大きめの鉢(8号位)に移し換えて下さい。その時に土はバラ専用の土を使うといいでしょう。根についた土は崩さずに鉢の中心に苗を置いて下さい。それから一週間以上たってから、有機質の肥料を鉢の縁において下さい。

 

バラは、乾燥しすぎても枯れてしまいますが、いつも土が湿った状態でもかれてしまうので、土が乾くまでは、水をあげないようにして下さい。水が蒸発して、葉のまわりが蒸れないように午前中か、夕方に株元に注いで下さい・

スポンサードリンク

肥料は、冬と花が咲いている時を除いて1回/月に液体肥料を水代わりに与えて下さい。肥料を与えているのに、元気がない場合は活力剤をあげてみて下さい。どちらの場合もバラ専用のものがありますので、それを与えると安心です。

 

夏の剪定は、枯葉や弱い枝を切り取り、長くなった枝は1/3ほどに短くして下さい。バランスを見て、最終的な姿をイメージしながら切りそろえて下さい。冬の剪定は花を咲かせたい枝を残して全て剪定します。基準としては、枯れている枝、あるいは病気になっている枝、古い枝を、根本から切って下さい。剪定時は風通しの事も考えて行って下さい。風通しが悪いと、うどん粉病などの原因になります。

 

鉢植えでは、鉢を毎年一回り大きな鉢に植え替えてあげて下さい。植え替えることで、根が生えるスペースが確保され、新たな土で栄養補給がされ、元気な花を咲かせてくれます。

【まとめ】

ゴスペルはその名の荘厳さと咲いた花のゴージャスなイメージから育てるのが難しいと思われがちですが、意外にも初心者向けのバラです。バラは育てたことがないという方もぜひチャレンジしてはいかがでしょうか。