日本国産のバラである「しのぶれど」
和歌から名前がつけられた清楚な雰囲気のバラです。
今回はしのぶれどの特徴や育て方についてご紹介します。

バラ しのぶれど 育て方

和の雰囲気のあるバラ、しのぶれどについて

しのぶれどは2006年に日本で作られたバラです。

花の色はラベンダー(淡い藤紫色)
半日陰の場所だと花が紫色に近い色に育ちます。
花の形はカップ咲き。
カップ咲とは花びらが内側に向かって緩いカーブを描いており、横から見るとカップのような形になる花のことです。
花びらの数は25~30枚ほど。

香りはブルー系。紫色のバラによくある香りで一般的なバラの香りとティーの香りが混ざった香りがします。
香りの強さは中くらいであまり強くはないです。

咲く時期は四季咲き。花が咲いた茎を切って株を短くすると次にのびる枝に花をつけて開花を繰り返します。
花の多いシーズンは春。
夏と冬はあまり花をつけません。

スポンサードリンク

紫のバラ、しのぶれどの育て方

しのぶれどは苗から購入する場合が大半だと思われます。
枝が横にいかず、半直立に育ってくれるので鉢植えで育てるのに向いています。
鉢は苗よりも一回り大きなものを用意し、土はバラ専用の培養土を使用しましょう。

しのぶれどは乾燥しすぎも水のあげすぎも枯れる原因となります。
地植えの場合…夏場だけは土の状態を見て水やりが必要になりますが、そのほかの季節は雨で十分水分を摂れるので水やりは必要ありません。
鉢植えの場合…土の表面が乾いていたら水やりを行いましょう。季節にもよりますが2日に1回くらいの頻度で良いようです。
室内や雨の当たらない場所で育てる場合は、ハダニやうどん粉病の菌を流すために、適度に葉水を霧吹きでかけてあげましょう。
その際花に水がかかると傷みやすいので注意しましょう。

耐病性はありますが、より良い生育の為に病害虫の対策は行った方がよいでしょう。
注意すべき病害虫は黒点病、うどん粉病、ハダニ、灰色カビ病など。
灰色カビ病は枯れた花をそのままにしておくと発生しやすくなります。
花を長く楽しむためにも小まめな剪定を行いましょう。
夏にする剪定は全体の高さが2/3程度になるように枝を切り、冬にする剪定は休眠期に全体の高さが半分になるように枝を切りましょう。

【まとめ】

和風で日本人好みのしのぶれど。
花付きがよく、横に広がらないのでどこに置いても映えそうです。
是非育ててみてください。